株式会社プロパゲート

ブログ記事

建設業向けホームページの作り方を徹底解説|業態別設計の実績レポート

更新日:2026年9月1日著者:林 実来33分で読めます
建設業向けホームページの作り方と業態別のポイント

建設会社のホームページを作るとき、「何を載せれば問い合わせにつながるのか」「施工事例は本当に見られているのか」と迷う方も多いでしょう。ページを増やすだけでは、読者が必要とする情報には届きません。

結論は、目的と業態を決めたうえで、費用ページを用意し、施工事例には費用と工期まで書き、スマートフォンではトップページだけでも判断できる状態にすることです。

本記事では、429サイトの掲載内容、448プロパティ・266,077PVの閲覧状況、79サイト・28,981セッションの問い合わせ導線を匿名で集計しました。載せている情報と実際に見られている情報の差から、必要なページと改善手順を解説します。

建設業のホームページは、業態によって作るものが変わります。相談があったお客様の業態の内訳です(自社調べ)。

業態割合
リフォーム・工務店38.3%
塗装・防水17.7%
電気・設備13.4%
造園・外構8.5%
建設・工事(総合)7.8%
解体・産廃5.6%
土木・舗装3.7%
鉄骨・鳶・足場2.7%
屋根・板金2.2%

\建設業に合わせたホームページ設計をご提案/

建設業向けホームページ制作を詳しく見る

1. 建設業のホームページは目的から優先順位を決める

ホームページの目的別に優先する情報を示した4つのカード

建設業のホームページを作る目的は、「問い合わせを増やす」「新しく持つ・独立する」「認知と信用を得る」「職人や技術者を採用する」の4つです。目的によって見る相手と必要な情報が変わるため、最初に優先する目的を1つ決めます。

ここからは、4つの目的ごとに優先して載せたい内容を解説します。

1.1 問い合わせを増やすなら施工事例・費用・連絡手段を優先する

問い合わせを主目的にするなら、施工事例と費用感を最優先で載せます。見に来るのは工事を検討している一般のお客様が中心で、仕上がりと金額を判断材料にするためです。理念や沿革を先に読むことはほとんどありません。優先するのは、施工事例・費用の目安・問い合わせ手段の3つです。

当社に届いた相談のうち、内容の記入があった307件では、問い合わせ時に次の相談テーマが挙がりました(自社調べ・複数テーマに該当するものは重複計上)。これはホームページを作る目的の数ではなく、問い合わせ時に寄せられた相談内容の内訳です。

相談の内容割合
集客・問い合わせを増やしたい23.8%
新規にサイトを持ちたい・独立18.2%
費用・料金を知りたい18.2%
運用・更新のしやすさ13.4%
既存サイトのリニューアル11.1%
認知・信頼性の向上9.4%
採用・求人のため8.5%
SEO・検索順位8.5%

集客・問い合わせに関する相談が23.8%で最も多い一方、費用や更新、リニューアルなども同時に検討されています。問い合わせを増やしたい場合は、入口となる施工事例・費用の目安・問い合わせ手段を優先し、その後に更新方法や作り替えの条件を整理します。

1.2 独立直後は会社概要・許可番号・対応工事からそろえる

これから初めて持つ場合は、会社が実在することを示す情報からそろえます。独立直後は施工事例の蓄積が少なく、実績で比較される段階に入っていないためです。この目的の相談は18.2%でした(自社調べ・307件)。会社概要、建設業許可番号、対応できる工事の種類、連絡先を先に整えれば、名刺やチラシから見に来た相手に説明できます。事例は公開後に増やす前提で構いません。

1.3 元請・取引先の信用には許可・資格・施工体制を示す

信用を目的にするなら、元請や取引先が見る前提で体制を書きます。相手が確認するのは仕上がりの好みではなく、許可と資格、施工体制、扱ってきた工事の規模だからです。官公庁の入札を視野に入れるなら、実績と経営事項審査の情報も判断材料になります。一般のお客様向けの見せ方とは必要な情報が重なりません。

1.4 採用には職場の様子・待遇・1日の流れを見せる

採用が目的なら、職場の様子と待遇を具体的に書きます。求職者が知りたいのは工事の品質ではなく、誰と働くのか、給与と休みはどうかだからです。採用目的の相談は8.5%でした(自社調べ・307件)。会社紹介の一部に求人情報を混ぜると、求職者は自分向けの情報だと気づけません。

4つを同時に狙うと、どの相手にも届きません。主にする目的を1つ決め、残りは下層ページで受ける形にします。

2. 建設業の業態別の最適なホームページの作り方

業態ごとに、主な相手と力を入れるページを対応づけます。

業態主な相手訴求の核・力を入れるページ
リフォーム・工務店一般のお客様施工事例と費用感
塗装・防水一般のお客様・元請対応工事と職人体制
電気・設備元請・法人対応範囲と資格
造園・外構一般のお客様施工事例
屋根・板金一般のお客様費用の目安
土木・舗装元請・官公庁実績と許可
鉄骨・鳶・足場元請体制と安全

同じ「建設業向け」でも、工務店と土木では作るものが違います。

2.1 リフォーム・工務店は施工事例と費用の目安を軸にする

注文住宅・工務店のホームページ制作例(PC・スマホ表示)
当社制作事例:注文住宅・工務店

注文住宅・工務店の制作例では、住宅の完成イメージを大きく見せたうえで、資料請求への導線をPCとスマートフォンの両方に配置しています。一般のお客様が「どのような家をつくれるか」と「次に何をすればよいか」を一画面で判断できる構成です。

リフォーム・工務店は、施工事例と費用の目安を軸に組み立てます。相談件数で38.3%と最も多い業態で(自社調べ)、一般のお客様が複数社を比較して問い合わせ先を選ぶためです。ところが費用ページの保有率は10.3%にとどまり、比較されやすい業態でありながら金額の受け皿がないサイトが大半です。工事内容ごとにページを分け、それぞれに事例と概算の費用帯を添える形が基本になります。集客の全体像から整理したい場合は、リフォーム業のWEB集客方法をまとめた記事も参考になります。

2.2 塗装・防水などの専門工事は施工前後の写真で違いを見せる

人工芝・エクステリアのホームページ制作例(PC・スマホ表示)
当社制作事例:人工芝・エクステリア

造園・外構も、塗装・防水と同じく施工後の仕上がりが大きな判断材料になります。人工芝・エクステリアの制作例では、施工イメージをファーストビューに置き、口コミ評価・施工実績・見積もり導線を続けて表示しています。写真で変化を伝えやすい専門工事に応用できる見せ方です。

塗装・防水は、工事前と工事後の写真が説明の中心になります。仕上がりの違いが視覚的に分かりやすく、文章より写真が判断材料として強く働くためです。費用ページの保有率は13.4%、相談件数では17.7%と2番目に多い業態です(自社調べ)。塗料の種類、耐用年数、下地の状態による違いを事例とセットで示すと比較の土俵に乗ります。検索からの流入設計まで含めて考える場合は、外壁塗装会社のSEO対策を解説した記事が近い内容を扱っています。

2.3 電気・設備会社は対応できる工事の範囲を先に示す

空調・電気・生活サービスのホームページ制作例(PC・スマホ表示)
当社制作事例:空調・電気・生活サービス

空調・電気を含む生活サービスの制作例では、対応サービスと対応エリアをファーストビューで明示しています。複数の工事に対応する会社は、サービス名を最初に列挙し、訪問者が「自分の依頼に対応できるか」をすぐ確認できる構成が有効です。

電気・設備は、対応できる工事の範囲を先に示します。一般のお客様と法人の両方から依頼が来る業態で、相手が最初に確かめるのは「その工事を頼めるか」だからです。費用ページの保有率は19.1%と、一般向け業態では高い水準です(自社調べ)。エアコン、分電盤、LED、コンセント増設のように工事を並べ、対応可否と概算を添えると問い合わせ前の絞り込みが進みます。

2.4 元請中心の業態は費用より許可・施工体制・実績を示す

土木・舗装や鉄骨・鳶・足場は、費用ではなく許可と施工体制を前に出します。仕事の多くが元請や官公庁から来るため、確認されるのは金額ではなく、任せられる体制があるかだからです。

ところが、許可番号を記載していたのは22.4%(96/429サイト)、保有資格の記載は16.1%(69/429サイト)でした。元請や官公庁が判断材料にする情報を、8割前後のサイトが十分に示せていません。

記載されていた資格は、建築施工管理技士17件、塗装技能士15件、第二種電気工事士10件、一級建築士10件、二級建築士10件、第一種電気工事士8件、石綿作業主任者8件でした。資格は数を並べるのではなく、業態と対応工事に関係するものを選んで載せることが重要です。許可の種類、資格、対応できる工事の規模、自社の施工体制を会社概要にまとめます。

3. 建設業のホームページに必要な10項目と実際の掲載率

判断材料となる10項目の掲載率を比較した横棒グラフ

必要な情報は10項目ありますが、実際の掲載率には大きな差があります。会社概要は83.0%にある一方、費用ページは13.3%、職人・スタッフ紹介は11.0%でした(自社調べ・429サイト)。載せる会社が少なく、読者の判断に直結する項目ほど差がつきます。

  • 対応できる工事の種類
  • 施工事例
  • 費用の目安
  • 建設業許可番号と保有資格
  • 対応エリア
  • 会社概要と施工体制
  • 施工の流れ
  • 職人・スタッフの紹介
  • 問い合わせ手段
  • 採用情報

以下では、項目ごとの掲載実態と、載せ方のポイントを確認します。

3.1 対応工事は発注者が使う具体的な名称で分ける

トップページにサービス・事業内容を載せていたのは71.2%(277/389サイト)でした。多くのサイトが工事内容を示している一方、業界用語だけでは発注者が自分の悩みと結びつけにくくなります。「防水改修工事」に「屋上からの雨漏り」、「外構工事」に「駐車場・門扉・フェンス」を併記するように、専門名称と日常の言葉をセットにしてください。

3.2 施工事例はページを作るだけでなく中身を入れる

施工事例ページを持つサイトは50.1%(215/429サイト)でした。ただし、掲載点数を静的HTMLから数えられた108サイトに限ると中央値は9点で、ページがあるのに掲載0点が34.3%(37/108サイト)あります。空のページを置くだけでは判断材料になりません。写真、費用、工期、工法、要望、所在地を1件ずつそろえます。

3.3 費用ページは少ない一方、読まれたときの滞在が最も長い

建設業の業態別に費用ページ保有率を比較したグラフ

この違いは、サイトの中身にも表れます。当社が制作した建設業サイトのうちクロールできた429サイトでは、費用や料金のページを持つ割合が業態でここまで開いていました(自社調べ)。

業態費用ページの保有率
屋根・板金54.5%
電気・設備19.1%
造園・外構17.5%
塗装・防水13.4%
リフォーム・工務店10.3%
解体・産廃10.3%
建設・工事(総合)10.0%
土木・舗装0%
鉄骨・鳶・足場0%

この差は手を抜いた結果ではなく、受注構造の違いです。一般のお客様から直接受注する業態ほど、比較される前提で費用を出す必要があります。元請から仕事を受ける業態は価格が個別の見積もりで決まるため、費用より体制と実績が問われます。土木・舗装と鉄骨・鳶・足場が0%なのは、その受注構造の反映と読めます。

費用の専用ページを持つのは13.3%、ブログだけで触れているのは10.0%、記載なしは76.7%でした(自社調べ・429サイト)。一方、448プロパティ・266,077PVの集計では、費用ページのPVあたり滞在時間は58秒でページ種別の中で最長、直帰率は13.5%と低い水準です。費用ページが読まれないのではなく、置かれていないため閲覧機会そのものが少ないと考えられます。

金額が現場ごとに変わる場合は、一律料金ではなく「足場込みで○万円〜。面積と塗料で変動」のように条件付きの範囲を示します。価格の考え方は、格安ホームページ制作の相場と選び方も参考になります。

3.4 許可番号と資格は見つけやすい会社概要にまとめる

許可番号を記載していたのは22.4%、保有資格は16.1%、創業年は47.3%でした(自社調べ・429サイト)。元請や取引先が確認する情報なので、所在地や代表者の情報に埋もれさせず、許可の種類・番号・資格名・保有人数まで一覧で示します。

3.5 対応エリアは市区町村まで書き、専用の見出しを立てる

市区町村まで対応地域を書いていたサイトは70.2%でしたが、「対応エリア」という見出しを設けていたのは44.3%です(自社調べ・429サイト)。本文に地名を散らすだけでは探しにくいため、対応市区町村、拠点からの距離、出張費が発生する範囲を1か所にまとめます。

3.6 会社概要は83.0%にあるため、施工体制まで書いて差をつける

会社概要ページの保有率は83.0%(356/429サイト)で、調べた項目の中で最も高い割合でした。所在地や代表者だけでは違いが出にくいため、創業年、職人の人数、自社施工かどうか、対応できる工事規模まで書き、任せられる理由を伝えます。

3.7 施工の流れは17.0%にしかなく、問い合わせ後の不安を減らせる

施工の流れを掲載していたのは17.0%(73/429サイト)でした。問い合わせ、現地調査と見積もり、着工、引き渡し、アフター対応の順に分け、日数や費用が発生する地点を添えます。見積もりが無料かどうかも同じ場所に明記してください。

3.8 職人紹介とお客様の声は1割程度にとどまる

職人・スタッフ紹介の保有率は11.0%(47/429サイト)、お客様の声は10.7%(46/429サイト)でした。住宅の工事では、自宅に来る人の顔や人柄が判断材料になります。代表と主要な職人から、顔写真、担当工事、保有資格、仕事への考え方を短く紹介します。

3.9 問い合わせ手段は複数用意する

問い合わせ手段の設置数の分布

問い合わせ手段は平均2.31種類でした。フォーム58.7%、メール53.4%、LINE26.8%です(自社調べ・429サイト)。

手段が1種類以下のサイトも17.5%あるため、電話・フォーム・LINEなどを組み合わせます。訪問者が使いやすい方法を選べるよう、各連絡手段を見つけやすい位置に配置してください。

3.10 採用情報は発注者向けページと分けて作る

採用情報ページの保有率は29.8%(128/429サイト)でした。求職者が知りたい給与、休日、必要資格、未経験の可否、1日の流れは、発注者向けの工事情報と分けて掲載します。募集していない時期も、採用の予定や問い合わせ先を示しておくと再開しやすくなります。

4. ホームページを制作してわかったページ構成と必要なページ数

固定ページ数の分布と中央値2ページ・1ページ完結型42.6%を示したグラフ

ページ数は、多いほどよいものではありません。実際に運用されているのは中央値2ページで、4割は1ページで完結しています。

4.1 420サイトの固定ページは中央値2ページ、42.6%は1ページ完結型

サイトマップからページ数を確認できた420サイトについて、ブログ記事と施工事例の個別ページを除いた固定ページだけを数えたところ、中央値2ページ、平均3.8ページでした(自社調べ・集計日:2026年9月3日)。別ページを持たず、トップページ内のアンカーリンクだけで構成する1ページ完結型が42.6%(179サイト)を占めます。

固定ページ数は、第1四分位1ページ、第3四分位6ページ、最小1ページ、最大47ページでした。

固定ページ数割合サイト数
1〜3ページ58.8%247サイト
4〜5ページ6.7%28サイト
6〜10ページ30.7%129サイト
11ページ以上3.8%16サイト

分布は「1〜3ページ」と「6〜10ページ」の二つに割れ、あいだの4〜5ページが谷になっています。トップページ1枚で完結させるか、情報ごとにページを分けるかの二択になりやすく、中間の作りは選ばれにくい傾向です。

9割以上が10ページ以内に収まっています。ただしこれは、ページ数が少なくてよいという意味ではありません。1ページ完結型が4割を占めるのは、必要な情報を減らしたからではなく、10項目をトップページ内のセクションとして並べているからです。見るべきはページの枚数ではなく、判断に必要な情報がそろっているかどうかです。

4.2 公開時は会社概要・施工事例・費用・問い合わせを優先する

ここでいう「そろえる」は、必ずしも独立したページを作ることではありません。1ページ完結型なら、トップページ内のセクションとして並べる形でも成立します。

公開時に優先するページと、実際の保有率をまとめました(自社調べ・429サイト)。

ページ保有率
会社概要83.0%
施工事例50.1%
採用29.8%
施工の流れ17.0%
スタッフ・職人紹介11.0%
お客様の声10.7%

会社概要だけで終わらせず、一般のお客様向けなら施工事例・費用・問い合わせ、元請向けなら実績・許可・施工体制を優先します。

4.3 トップページはサービス・強み・事例・会社概要・問い合わせの順が中心

トップページの典型的なセクションの並び順

389サイトからトップページのセクション順を抽出すると、典型的な流れは「サービス内容→選ばれる理由→施工事例→会社概要→お問い合わせ」でした(自社調べ)。主な掲載率と登場位置は次のとおりです。

セクション掲載率登場位置の中央値
お悩み・課題提起23.7%1番目
対応エリア8.5%1番目
サービス・事業内容71.2%2番目
選ばれる理由・強み59.6%2番目
施工事例・実績53.7%3番目
料金・費用16.2%3番目
お知らせ・ブログ24.9%3番目
会社概要・代表62.2%4番目
お問い合わせ・CTA69.9%5番目
施工の流れ31.4%5番目
採用情報21.1%5番目
お客様の声14.4%5番目
よくある質問23.9%7番目

料金・費用の掲載率は16.2%と低い一方、載せているサイトでは中央値3番目と前寄りです。費用を出す会社は、読者が比較する前提で早い段階に置いています。

4.4 工事別ページを分けると検索と問い合わせの入口が増える

工事内容は1ページに詰め込まず、「外壁塗装」「雨漏り修理」のように工事単位で分けます。検索する人も工事名で探しており、分ければそれぞれに事例・費用帯・対応地域を結びつけられます。依頼の多い工事から順に作れば十分です。

4.5 スマートフォンではトップページだけでも判断できるようにする

スマートフォンとパソコンのページ閲覧構成比の比較

448プロパティ・266,077PVを端末別に見ると、トップページの閲覧構成比はスマートフォン66.0%、PC59.2%でした。一方、会社概要はスマートフォン6.1%・PC10.5%、お問い合わせはスマートフォン2.7%・PC7.8%です。

ページ種別スマートフォンPC
トップ66.0%59.2%
会社概要6.1%10.5%
お問い合わせ2.7%7.8%

スマートフォン対応は画面幅を合わせるだけではなく、トップページ1枚にサービス、強み、事例、費用、問い合わせ手段を載せきることです。トップページの画像枚数は中央値14枚・平均18.1枚でしたが、5枚以下のサイトも33.6%ありました(自社調べ・389サイト)。写真を増やす場合も、装飾ではなく工事内容や人柄を判断できる写真を選びます。

5. ホームページに載せているページと実際に見られているページ

ページ種別の閲覧構成比と滞在時間の比較

掲載に力を入れているページと、訪問者が実際に見るページは一致しません。448プロパティの直近90日・266,077PVをページ種別に分けると、閲覧の62.5%がトップページに集中していました(自社調べ)。

5.1 閲覧の62.5%はトップページに集中する

ページ別のPVと構成比は次のとおりです。

ページ種別PV構成比
トップ166,20862.5%
ブログ・コラム28,35710.7%
会社概要22,2978.4%
お問い合わせ14,2045.3%
サービス紹介5,6862.1%
施工事例5,4872.1%
採用3,0991.2%
費用・料金7430.3%
スタッフ・お客様の声4490.2%
施工の流れ720.0%

トップページから先へ進まない人が多いため、下層ページへのリンクを置くだけでなく、トップページ内にも判断材料の要約を載せます。

5.2 費用ページは最も熱心に読まれるのに最も置かれていない

費用ページは閲覧構成比0.3%ですが、PVあたり滞在時間58秒で最長、直帰率13.5%と低い水準でした。比較のため、主なページの行動指標を示します。

ページ種別直帰率PVあたり滞在
トップ41.8%21秒
ブログ・コラム28.3%57秒
会社概要19.1%33秒
お問い合わせ19.3%26秒
サービス紹介12.5%42秒
施工事例10.6%36秒
採用15.4%32秒
費用・料金13.5%58秒
スタッフ・お客様の声13.6%17秒
施工の流れ31.7%28秒

保有率13.3%にとどまるため、関心がないのではなく、ページがなくてたどり着けないケースが多いと考えられます。

5.3 スマートフォンの人はトップページで判断を終えやすい

スマートフォンではトップの構成比が66.0%で、問い合わせページは2.7%でした。PCの問い合わせページは7.8%なので5.1ポイントの差があります。スマートフォンでは下層まで移動する前に判断されやすいため、トップページに電話・フォーム・LINEへの導線を置きます。

  • ファーストビューで対応工事と地域を示す
  • 施工事例と費用の要約をトップにも載せる
  • フォームやLINEへのボタンを画面内で見つけやすくする

5.4 手間をかけている施工事例は閲覧2.1%にとどまる

施工事例の更新は運用依頼の12.4%で、全業種3.9%の3.2倍でした。一方、閲覧は全体の2.1%、施工事例ページを持つサイトに限っても4.0%です。ただし直帰率10.6%はページ種別の中で最も低く、見た人は内容を読み進めています。

問題は施工事例を置くことではなく、見つけてもらえる導線と、判断に必要な中身をそろえることです。次章で、成果につながる施工事例の書き方を確認します。

6. 施工事例は費用・工期まで書いて初めて判断材料になる

店舗外構の施工前と施工後を並べたビフォーアフター写真
当社制作事例:店舗外構の施工前・施工後

施工事例は運用依頼の12.4%を占める一方、閲覧は全体の2.1%でした。79サイト・28,981セッションの導線を調べると、施工事例を見た人の問い合わせページ到達率は10.0%、見ていない人は9.3%で、差は1.07倍です(問い合わせページへ直接着地したセッションは両群から除外)。

ただし、差を確認できた41サイトのうち16サイト(39%)では、施工事例を見た人の到達率が2〜5倍でした。論点は施工事例を置くかではなく、何を書けば判断材料になるかです。

6.1 施工事例には写真・費用・工期・工法・要望・所在地を載せる

施工事例に必要な6情報の掲載率

内容を確認できた112サイトでは、所在地・建物情報87.5%、お客様の要望・課題67.9%に対し、費用は8.9%、工期は16.1%しか書かれていませんでした。6情報の平均は2.4項目で、すべてそろうのは2サイト(1.8%)、2項目以下は59.8%です。

載せる情報掲載率
施工前後の写真33.0%
費用・金額8.9%
工期・期間16.1%
施工内容・工法・材料29.5%
お客様の要望・課題67.9%
所在地・建物情報87.5%

多くの施工事例は写真と場所だけで、読み手が比較したい費用と工期が抜けています。担当者コメントは掲載率を測った6情報には含めませんが、工法を選んだ理由や現場で工夫した点を補う情報として有効です。

施工事例1件に載せる6情報の基本テンプレート

各事例を同じテンプレートで作ると、情報漏れを防ぎ、現場から素材を集めやすくなります。

6.2 施工前後の写真は同じ角度・明るさ・距離で撮る

店舗洗面台の施工前と施工後を並べたビフォーアフター写真
当社制作事例:店舗洗面台の施工前・施工後

写真は工事前と工事後を同じ角度・明るさ・距離でそろえます。角度が違うと変化を比較できず、明るさが違うと仕上がりの色が伝わりません。着工前・施工中・完成の3点を決まった位置から撮るルールにすると、担当者が変わっても品質をそろえられます。

6.3 施工事例は1件から公開し、費用と工期を埋めて増やす

点数を数えられた108サイトでは中央値9点、掲載0点が34.3%(37/108サイト)、31点以上が12.1%、最多は370点でした。JavaScriptで事例を描画するサイトは静的HTMLから数えられないため、点数分布は215サイト中108サイトだけを対象にしています。

件数がそろうまで待つ必要はありません。1件から公開し、工事完了ごとに追加します。ただし、数だけを増やさず、費用・工期・工法・要望まで埋めてください。

6.4 SNSや旧サイトにある事例も自社サイトへ集約する

加盟店ページ、旧サイト、SNSに分散した事例は、自社サイトへの集約を検討します。探す場所を1つにすると比較しやすくなります。ただし他社が権利を持つ写真や文章は、移す前に利用条件を確認してください。

7. 建設業のホームページに掲載する写真と原稿のポイント

写真と原稿は、訪問者が「どのような工事を任せられる会社か」を判断するための材料です。見栄えだけを整えるのではなく、対応できる工事、仕上がり、働く人、費用や工期が具体的に伝わる内容をそろえます。

7.1 掲載場所と伝える内容を決めてから写真を撮る

撮影前に、写真をどのページで使い、何を伝えるのかを決めます。必要な写真を一覧にしておくと、似た構図ばかりになることや、公開直前に素材が足りなくなることを防げます。

  • トップページ:代表的な施工現場や完成後の外観
  • 工事別ページ:作業中の様子、材料、使用する設備
  • 施工事例:着工前・施工中・完成後の比較写真
  • 会社紹介:代表者、職人、事務所、車両、保有設備
  • 採用ページ:朝礼、打ち合わせ、作業風景、休憩中の様子

トップページで大きく使う写真は横向き、スマートフォンや人物紹介で使う写真は縦向きも用意します。同じ場面を横構図と縦構図で撮っておくと、掲載場所に合わせてトリミングしやすくなります。

7.2 施工写真は同じ角度・明るさで着工前・施工中・完成をそろえる

施工写真は、着工前・施工中・完成の3段階を同じ位置から撮影します。角度や距離が変わると工事前後の違いを比較しにくく、暗い写真では仕上がりの色や質感が伝わりません。

  • 撮影位置とカメラの高さをそろえる
  • 日中の明るい時間帯に撮影する
  • 工事箇所だけでなく建物全体も撮る
  • 下地処理や養生など完成後に見えない工程も残す
  • 住所、表札、車のナンバーなど個人情報が写っていないか確認する

公開後の修正依頼でも、写真・画像の差し替えや追加は16.7%と最も多い項目でした(自社調べ・2026年4月21日〜9月2日・建設業のお客様分)。工事完了時に撮影と社内共有をセットにすると、施工事例を継続して増やしやすくなります。

7.3 人物写真は清潔感・背景・掲載許可を確認する

代表者や職人の写真は、技術だけでなく人柄や安心感を伝えます。制服や作業着を整え、資材や工具が散らかっていない場所を選び、顔が暗くならない向きで撮影してください。

  • 正面のプロフィール写真と作業中の自然な写真を両方撮る
  • ヘルメットや安全帯など現場に必要な装備を正しく着用する
  • 退職者の写真を残さないよう公開後も定期的に確認する
  • 従業員、お客様、協力会社から掲載許可を得る

集合写真だけでなく、担当工事や保有資格が分かる個別写真もあると、施工体制を具体的に伝えられます。

7.4 原稿は結論から書き、費用・工期・対応範囲を具体化する

原稿は、各ページの冒頭で「誰に、何を提供できるか」を結論から示します。「高品質な施工に対応します」のような抽象表現だけでは比較できないため、対応工事、地域、費用帯、工期、資格などの判断材料へ置き換えます。

  • 工事内容:どの工事に、どの範囲まで対応できるか
  • 対応エリア:市区町村、出張範囲、出張費の有無
  • 費用:概算の範囲と金額が変わる条件
  • 工期:標準的な期間と天候などの変動要因
  • 会社の強み:許可、資格、実績、自社施工などの根拠
  • 問い合わせ:相談時に伝えてほしい内容と対応の流れ

文章にまとめるのが難しい場合は、普段お客様へ説明している内容を箇条書きや音声で整理しても構いません。専門用語には短い説明を添え、初めて工事を依頼する人でも意味が分かる原稿にします。

8. ホームページをリニューアルする前に確認すべき内容

作り替えの場合は、公開前にドメイン・メール・検索評価・既存データの4点を確認します。相談があった建設業のお客様のうち、既存のホームページが「無い」は55%、「他の業者で作成済み」は42%でした(自社調べ)。4割超が作り替えの立場にあたります。

作り替え前に確認する内容は次の4点です。

  • 現在のドメインを引き継げるか
  • メールの管理先と切り替え方法
  • 旧URLから新URLへの転送方法
  • 施工事例・写真・ブログの元データが残っているか

この4点を制作前に洗い出すと、メール停止や検索流入の消失、写真を取り出せないといった移行時のトラブルを防ぎやすくなります。

8.1 ドメインは原則引き継ぎ、変更時は旧URLから転送する

ドメインは、引き継ぐか変えるかを最初に決めます。この判断で検索評価の扱いも、メールの移行手順も変わってくるためです。既存のドメインをそのまま使えば、検索エンジンがすでに認識しているURLを引き継げる可能性があります。変える場合は旧URLから新URLへの転送設定が必要で、漏れると旧URLに来た人がどこにもたどり着けません。社名変更などの事情がなければ、引き継ぐほうが手戻りは少なくなります。

8.2 メールを止めないためにドメインと管理先を確認する

メールは、ホームページとは別に管理先を確認します。両者のドメインが別々の業者で管理されている会社は多く、「ホームページとメールのドメインが違うが移行できるか」という相談が届いています。確認しないまま進めると、切り替えのタイミングでメールが届かなくなる可能性があります。どこでドメインを取得し、どこでメールを受けているかを先に洗い出せば止めずに移行できます。

8.3 検索評価を引き継ぐには内容・URL・転送をそろえる

検索での評価は、条件を満たせば引き継げる可能性があります。ただし保証はできません。同じドメインを使い、既存ページの内容を引き継ぎ、URLが変わる場合は旧URLから新URLへ正しく転送する。この3つがそろっていることが前提条件になります。ページの中身を大幅に入れ替えた場合や、URLの対応関係が取れていない場合は、以前と同じように評価されるとは限りません。

8.4 旧サイトの事例と写真は閉鎖前に元データで移す

旧サイトや加盟店ページにある事例・写真・ブログは、移すかどうかを先に決めます。「前のサイトにあった事例を戻したい」となっても、旧サイトが閉じた後では取り出せないためです。移す場合は、画面のスクリーンショットではなく元の画像データと本文テキストで受け渡します。スクリーンショットは解像度が落ち、文字も画像になるため再利用できません。

作り替えの判断材料をもう少し具体的に見たい場合は、当社がまとめている建設業ホームページレポートで実際のサイトの傾向を確認できます。

9. ホームページ公開後は写真一覧や施工事例を更新する

建設業と全業種のホームページ修正依頼の内訳を比較した横棒グラフ

公開後に行うのは、大がかりな作り替えではなく、写真・文言・施工事例の更新です。更新状況は、担当と送付方法を決めているかで分かれます。

9.1 修正依頼は写真・文言・施工事例で4割を超える

修正依頼では、写真・画像16.7%、文言13.5%、施工事例12.4%が中心でした。施工事例は全業種3.9%の3.2倍で、更新作業の負担が大きい項目です(自社調べ)。

依頼内容建設関連全業種
写真・画像16.7%17.0%
文言・テキスト13.5%17.6%
問い合わせ・CTA12.9%13.7%
施工事例・実績12.4%3.9%
レイアウト・デザイン11.3%11.9%
会社基本情報11.1%8.9%

9.2 7割は3ヶ月以内に更新する一方、4社に1社は半年以上止まる

本文の最新日付とサイトマップの更新日を確認できた423サイトでは、3ヶ月以内に更新されていた割合は71.2%でした。一方、半年以上更新が止まっているサイトは23.6%(100/423サイト)です。

最終更新割合
3ヶ月以内71.2%
3〜6ヶ月前5.2%
6〜12ヶ月前7.3%
1〜2年前10.2%
2年以上前6.1%

更新が続くかどうかは、更新回数の上限より、素材を集める担当と反映の流れを決めているかで分かれます。

9.3 順位だけでなく表示回数とクリック数も確認する

検索順位が上がっても、クリックされているとは限りません。建設関連14サイトの実測では、平均掲載順位1位台の語のうち88.0%が期間中に一度もクリックされていませんでした。順位、表示回数、クリック数を並べて確認します。

9.4 撮影担当と送付時期を決めると更新が止まりにくい

現場で写真を撮る人、素材を送る時期、反映を依頼する人を公開前に決めます。工事完了時に撮影と送付をセットにすると、繁忙期でも施工事例を追加しやすくなります。

10. 中身を決めずに進めるとホームページ制作は失敗する

失敗の多くは制作技術ではなく、決める順番と公開後の運用で起きます。実測から見えた注意点は次の5つです。

  1. デザインを先に決めて原稿や写真が合わなくなる
  2. 参考サイトのどこを参考にするか共有しない
  3. 暗い写真や同じ写真を複数ページで使う
  4. 地域名だけを狙い、工事内容別のページを作らない
  5. 公開後の更新担当とタイミングを決めない

10.1 デザインより先に目的・情報・ページ構成を決める

先に決めるのは、主な目的、必要な10項目、工事別ページの分け方です。情報が固まらないままデザインすると、文章量や写真枚数が合わず作り直しになります。

10.2 参考サイトは雰囲気ではなく要素ごとに共有する

参考サイトは2〜3件を選び、写真、色、情報の順番、ボタンなど、どこを参考にしたいか一言添えます。「全体の雰囲気」だけでは担当者ごとに受け取り方が変わります。

10.3 写真5枚以下のサイトが33.6%あるため素材不足を先に防ぐ

トップページの画像枚数は中央値14枚ですが、5枚以下のサイトが33.6%ありました(自社調べ・389サイト)。3社に1社は写真が少ない状態です。着工前・施工中・完成、職人、車両、設備を工事ごとに撮り分けます。

10.4 地域名だけでなく工事内容別のページも作る

地域名だけを狙うと、表示されても比較材料が不足します。工事内容別にページを分け、施工事例、費用帯、対応地域をまとめます。Googleマップとホームページの役割も分けて考えてください。

10.5 半年以上止まる23.6%に入らないよう更新体制を決める

423サイトのうち、半年以上更新が止まっていたのは23.6%でした。公開前に、撮影担当、素材の送付日、更新担当を決めます。担当者名まで決めることが重要です。

ホームページ制作で避けたい失敗と、依頼前に整理しておきたい考え方は、次の動画でも解説しています。

ホームページ制作で失敗しないための考え方を動画で見る

11. 建設業のホームページ制作でよくある質問

制作時に質問が多い6点の結論を先にまとめます。

疑問結論
制作費用ページ数・原稿・撮影・運用範囲で変わる
施工事例1件から始め、費用と工期を含める
地図検索ホームページとGoogleビジネスプロフィールをつなぐ
自作・外注公開後に更新できる方法を選ぶ
制作会社同業の実績と更新体制を確認する
採用給与・休日・仕事内容・職場写真を専用ページに載せる

11.1 建設業のホームページ制作費用はいくらか?

制作費用はページ数、原稿作成、撮影、公開後の更新範囲によって決まるため、一律ではありません。同じ5ページでも、写真と原稿を自社で用意する場合と、取材や撮影から依頼する場合では作業量が異なります。施工事例の取材、現場撮影、工事別ページの追加、公開後の更新を依頼すると、その分の費用が加わります。表示された総額だけで決めず、原稿・撮影・保守・更新のどこまで含まれるかを同じ条件で比較してください。

11.2 施工事例は何件から掲載すればよいか?

施工事例は1件から掲載して構いません。件数がそろうまで公開を待つよりも、実際の仕上がりや対応内容を早く示した方が訪問者の判断材料になります。1件目でも、施工前後の写真、費用帯、工期、工法、お客様の要望、地域をそろえれば、写真だけを多数並べるより具体的に伝わります。最初の1件を必要な情報まで埋めて公開し、工事が終わるたびに同じ形式で追加してください。

11.3 Googleビジネスプロフィールも整備すべきか?

地域のお客様から問い合わせを増やしたい場合は、Googleビジネスプロフィールも整備すべきです。Googleビジネスプロフィールは地図検索で会社を見つけてもらう入口になり、ホームページは依頼先として判断してもらう受け皿になります。地図上の写真や口コミから会社を知った人がホームページへ移動し、施工事例や費用、対応エリアを確認して問い合わせる流れを作れます。会社名・住所・電話番号・営業時間を統一し、プロフィールから判断材料がそろったホームページへリンクしてください。

11.4 自作と制作会社のどちらを選ぶべきか?

公開後の更新を社内で続けられるなら自作、難しいなら制作会社への依頼が向いています。ホームページは公開して終わりではなく、写真、施工事例、採用情報、営業時間などを継続して直す必要があります。社内に担当者がいて施工事例を自分で追加できる会社は自作でも運用できますが、担当者が決まらない会社は更新支援を含むサービスの方が止まりにくくなります。制作時の安さだけでなく、誰がどの頻度で更新するかを決めてから自作と外注を選んでください。

11.5 制作会社を選ぶときは何を確認すべきか?

同じ業態の制作実績、必要なページの提案内容、公開後の更新範囲を確認してください。工務店、塗装会社、電気設備会社、土木会社では、ホームページを見る相手と必要な判断材料が異なります。一般のお客様向けなら施工事例と費用、元請向けなら許可・資格・施工体制を優先できる会社かを見る必要があります。見た目が好みかだけで決めず、自社の受注構造に合わせた構成と運用方法まで説明できる制作会社を選んでください。

11.6 採用ページには何を載せるべきか?

採用ページには給与、休日、仕事内容、必要資格、未経験者への対応、働く人と職場の写真を載せるべきです。求職者が応募前に知りたいのは会社の理念だけではなく、入社後の働き方と自分が応募できる条件です。1日の流れ、担当する工事、資格取得支援、現場の人数、使用する道具まで示すと、仕事の様子を具体的に想像できます。発注者向けの工事紹介に採用情報を混ぜず、応募条件と職場の実態をまとめた専用ページを用意してください。

12. まとめ:建設業のホームページは費用・施工事例・スマホ対応が重要

今回の実測から、ページを持つことと、実際に読まれて成果につながることは別だと分かりました。特に押さえたいのは次の3点です。

  • 施工事例の更新には手間がかかる一方、閲覧は全体の2.1%にとどまる
  • 費用ページは保有率13.3%と少ないが、PVあたり滞在時間は58秒で最長
  • スマートフォンではトップページに閲覧が集中するため、1枚に判断材料を載せる

明日からは、次の順で確認してください。

  1. 自社サイトに費用ページがあるか確認する
  2. 施工事例に費用と工期が書かれているか確認する
  3. 電話番号をスマートフォンでタップし、発信できるか確認する

この3点を直すと、ページ数を増やす前に、今ある情報を問い合わせにつながる形へ整えられます。

\業態に合わせた設計から相談したい方へ/

建設業向けホームページ制作の詳細を見る