士業のサイトを公開したものの、どんな検索語で見られているのか分からないまま、更新だけを続けていませんか。当社が支援する士業サイト20件・検索語1,634語を実測すると、最も多かったのは地域名でも資格名でもなく、相談分野を含む検索でした。多くのSEO解説が定石とする地域×分野の組み合わせは、実測では少数派にとどまります。だからこそ、資格名ではなく相談内容から書き始める発想が、問い合わせの増加につながります。
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スマートSEOの料金・対応範囲を見る1. 士業サイトが実際に表示されている検索語の内訳

士業サイトの改善は、どんな検索語で表示されているかを知るところから始まります。当社が支援する20件のサイトを実測した結果をもとに、検索語の型ごとの割合を見ていきます。
自社調査の集計条件
当社が支援する士業サイト20件について、Google Search Consoleで表示された検索語1,634語を「分野名」「地域名」「地域+分野」「資格名のみ」に分類しました。複数条件に当てはまる検索語は重複して集計しています。
1.1 士業サイトで分野名を含む検索語が約3割を占める
最も多いのは、相続や離婚、会社設立といった相談分野の名前を含む検索です。当社が支援する士業サイト20件・検索語1,634語を2026年7月7日から10月4日まで実測したところ、分野名を含む検索語は全体の29.2%を占めました。表示回数で見ると36.8%に達し、語数の割合よりさらに大きくなります。
検索語の型ごとに、語数ベースと表示回数ベースの割合を並べると次のとおりです。
| 検索語の型 | 語数ベース | 表示回数ベース |
|---|---|---|
| 分野名を含む | 29.2% | 36.8% |
| 地域名を含む | 12.1% | 17.3% |
| 地域と分野の両方 | 4.2% | 10.3% |
| 資格名のみ | 9.7% | 14.1% |
分野名を含む検索が、語数でも表示回数でも最も大きな割合を占めることが分かります。ただしこれは当社の支援先に限った傾向であり、士業全体に当てはまると断定はできません。
自社調べの実測データ
当社が支援しているサイト2,251件のうち、サイト本文に資格名と事務所形態の両方が出るものを抽出し、さらにページのタイトルにも資格名が入る29件を士業サイトと確定しました。そのうち検索実績があった20件・検索語1,634語を集計しています。表示回数は13,834回、クリックは524回、クリック率は3.79%、1サイトあたりの検索語数は中央値23語でした。
出典: 株式会社プロパゲート 自社調べ(2026年10月7日時点・期間2026年7月7日〜10月4日。Search Console APIで取得。社名やドメイン名からの推定は使っていません。本文だけに資格名が出る66件は、他の士業との連携に触れただけの可能性があるため除外しています。母数が20件のため、士業全体の傾向を示すものではありません)
1.2 地域名を含む検索語は1割強にとどまる
「渋谷区 税理士」のように地域名を含む検索語は、全体の12.1%にとどまりました。分野名を含む検索の半分以下で、語数だけを見れば主役とは言えません。
ただし表示回数で見ると17.3%まで上がります。地域名を含む検索は語数が少ない一方で、1語あたりの表示が多く、人目に触れる機会は語数の割合以上にあるのです。
地域名を含む検索は、語数の割合以上に表示で存在感を持つという読み方が、実態に近いでしょう。地域名を軽視してよいという意味ではありません。
1.3 地域と分野を組み合わせた検索は1割に届かない
地域名と分野名の両方を含む検索語は、わずか4.2%でした。「渋谷区 相続 相談」のような組み合わせは、SEOの解説記事で定石として勧められます。ところが実測では、1割にも届かない少数派にすぎません。
もっとも、表示回数で見ると10.3%あり、語数の割合の倍以上です。組み合わせ語は数こそ少ないものの、表示効率は高い部類に入ります。
つまり地域×分野が不要なのではなく、全ページを組み合わせ語に最適化する前提が実態と合っていないのです。地域×分野は狙う価値はあるが主役ではないという位置づけが妥当でしょう。
1.4 資格名だけの検索語も士業サイトでは一定数見られる
「税理士」「行政書士」といった資格名だけの検索語も、9.7%と一定数残っています。表示回数では14.1%で、地域名を含む検索に迫る水準でした。
今回の実測の前提を、改めて整理します。
- 母数は当社が支援する士業サイト20件
- 対象は検索語1,634語
- 期間は2026年7月7日から10月4日
- 資格名のみは語数9.7%・表示回数14.1%
数値はあくまで当社の支援先に限った傾向であり、士業全体の平均ではありません。それでも、資格名だけの検索が一定数ある以上、事務所の基本情報は明記しておくのが安全です。
2. 士業のSEO対策で相談内容を1ページずつ書く

検索語の内訳が示すのは、資格名や地域名よりも相談分野で見られているという事実です。ならばサイトに書くべきは、扱っている相談内容を1件ずつ独立したページにすることになります。
2.1 士業が扱う相談内容をすべて書き出す
最初の作業は、事務所が実際に受けている相談を漏れなく書き出すことです。頭の中にある業務を、紙かスプレッドシートに一覧化するところから始めます。
たとえば次のような切り口で洗い出すと、抜けが減ります。
- よく受ける相談の上位5件
- 件数は少ないが得意な相談
- 他士業から紹介される相談
- 初回相談で多い質問
この段階では整理の精度より網羅性を優先します。書き出した相談の数が、そのまま作るべきページの候補数になります。
書き出す際は、相談者が口にした言葉をそのまま控えておくと後で役立ちます。事務所の専門用語ではなく、相談者本人の表現がページの見出しや本文の手がかりになるためです。言葉の記録が、検索語と噛み合うページづくりの出発点になります。
2.2 相談内容ごとに1ページを当てる
書き出した相談は、1件につき1ページを当てます。ここで差がつくのが粒度です。
「相続」で1ページにまとめてしまうと、検索語の分野と噛み合いません。「遺産分割でもめている」「相続放棄を検討している」「相続登記を済ませたい」のように、相談者の状況まで分けると、分野を含む検索と合致しやすくなります。
相談者は自分の困りごとの言葉で検索します。事務所側の分類ではなく、相談者が使う言葉の単位でページを割るほど、表示される検索語と一致していくのです。
2.3 士業サイトに費用の目安をどこまで書けるか
費用は、案件ごとに変わるため金額を断定しにくい項目です。それでも、何も書かないより書ける範囲を示したほうが、相談のハードルは下がります。
たとえば「着手金は一定額から」といった目安のレンジ、「初回相談は無料」「見積りは無料」といった条件は、案件内容に左右されにくく記載できます。
読者が知りたいのは正確な総額ではなく、相談してよい金額感かどうかです。幅のある目安と無料の条件を示すだけでも、問い合わせの負担は軽くなります。金額を確定できない事情は、その旨を一言添えれば誠実に伝わります。
2.4 相談から解決までの流れを順に示す
相談してから解決に至るまでの流れを順に示すと、相談のハードルはさらに下がります。初めて士業に相談する人ほど、次に何が起きるか分からない不安を抱えているためです。
たとえば次のような流れを、ページ内に明記します。
- 電話またはフォームで初回相談を予約する
- 相談時に状況と希望を伝える
- 方針と費用の見積りを受け取る
- 契約し、手続きに着手する
- 完了後の報告を受ける
各ステップに所要の目安や連絡方法を添えると、相談者は全体像をつかめます。流れが見えるだけで、問い合わせへの一歩が踏み出しやすくなるのです。
2.5 士業サイトで担当する資格者を明示する
相談ページには、誰が担当するのかを必ず明示します。資格者の氏名・保有資格・経歴・取扱実績を書くことが、信頼の前提になるためです。
守秘義務があるため、個別の事例をそのまま載せられない場面は少なくありません。その場合は個別案件としてではなく、どのような状況にどう対応する型か、という形で書けば、守秘を守りながら経験を示せます。
担当者の顔が見えないページは、内容が正しくても選ばれにくいものです。資格者の情報をそろえる考え方は、E-E-A-Tと士業サイトの信頼性でも整理しています。
顔写真や略歴に加え、所属する会や登録番号を添えると、情報の裏づけがさらに増します。初めて相談する人は、専門性だけでなく安心して任せられる相手かどうかも見ています。資格者を具体的に示すことが、問い合わせへの心理的な距離を縮めます。
3. 士業サイトで地域名をどう扱うか

地域名を含む検索は主役ではないものの、表示回数では一定の割合を占めていました。入れるべきか否かではなく、どこに入れるかが問題になります。結論は、全ページではなく拠点ページに寄せることです。
3.1 地域名を入れる場所を拠点ページに絞る
地域名は、事務所の所在地と対応エリアを示すページに集めます。相談内容のページ全部に地域名を散りばめる必要はありません。
具体的には、次の場所に地域名を明記します。
- 事務所概要・アクセスページ
- トップページの所在地表記
- 問い合わせページの対応エリア欄
- フッターの住所表記
拠点を示す場所に地域名を集約すると、地域で探す相談者に届きつつ、相談内容のページは分野の言葉に集中できます。地域名の役割は、相談ページではなく拠点情報が担うという切り分けが要点です。
所在地や対応地域は実態に合わせて正確に示す
3.2 士業サイトで地域ページを量産しない
やってはいけないのは、地域名だけを入れ替えた同じ内容のページを量産することです。「渋谷区 税理士」「新宿区 税理士」と地名だけ差し替えたページが並ぶと、内容の重複として評価されにくくなります。
地図検索やGoogleビジネスプロフィールへの対策は、サイト内のSEOとは別の取り組みです。これらは所在地と結びついた枠で表示されるもので、ページの量産では成果につながりません。
地域で見つけてもらう仕組みは、ローカルSEOと地図検索の考え方で別途整理しています。サイト本体は相談内容で、地域との接点は拠点情報と地図検索でと役割を分けるのが現実的です。
地図検索の枠とサイト内のページは、評価のされ方がそれぞれ異なります。両者を混同してページを量産するより、拠点情報を整えたうえで地図検索の登録情報を充実させるほうが、限られた手間で広く届きます。役割の切り分けが、遠回りを避ける近道になります。
4. 士業のサイト運営を支えるスマートSEO
ここまでの手順は理にかなっていても、相談内容ごとにページを作り続けるには時間がかかります。本業の合間に書き続けられず、下書きのまま止まってしまう事務所は少なくありません。当社の記事制作サービス「スマートSEO」は、この継続の負担を引き受けます。
4.1 相談内容ごとの記事づくりに悩む士業に向く
スマートSEOは、相談内容ごとのページを作りたいのに手が回らない事務所に向いています。
士業は相談対応や書類作成が本業で、記事を書く時間はどうしても後回しになりがちです。金曜の夕方に急な相談が入れば、その週に予定していた執筆は消えます。気づけば、書き出した相談内容のリストだけが残り、ページは増えていないという状態になりかねません。
構成の検討から執筆、品質チェックまでを外部に任せられれば、本業を止めずに発信を続けられます。無理に自分で書かずに済むことが、運用を止めないための現実的な方法です。
4.2 スマートSEOの記事制作の進め方
スマートSEOは、AIとSEO担当者を組み合わせて記事を仕上げます。AIに任せきりにせず、人が最終確認する体制です。
記事ができるまでの流れは、大きく次のとおりです。
- AIがキーワードをもとに初稿を作成
- SEOコンサルタントが目視で内容を確認
- 事実や表現を整えたうえで公開
- 1記事あたり8,000〜12,000字で公開
文字数が多いのは、相談内容を1ページで丁寧に説明しきるためです。AIの速さと人の確認を組み合わせることで、量と質の両立をはかります。
4.3 必要な本数を毎月依頼できる発注のしくみ
スマートSEOの記事制作は、月額定額ではありません。1記事4,980円(税別)の都度発注で、月2本から依頼できます。
繁忙期は本数を抑え、余裕のある月に増やすといった調整ができます。必要な月に必要な本数だけ頼めるため、相談内容のページを無理のないペースで増やせます。
公開後は専用アプリで表示回数やアクセス推移を追え、どの相談ページが見られているかを確認できます。発注のしくみやサービスの詳細は、スマートSEOで確認できます。
4.4 効果が出るまでの期間とSEO対策を外注する判断
SEO対策は、公開してすぐ問い合わせが増えるものではありません。検索エンジンに評価され、順位が安定するまでには時間がかかります。期間は競合状況や更新の積み重ねで変わり、一律には言えません。
自社で運用するか外注するかは、次の観点で考えると整理しやすくなります。
- 月に何本のページを継続して作れるか
- 社内に書ける人と時間があるか
- 更新を止めずに続けられる体制か
どれか一つでも欠けるなら、外注を含めて継続できる方法を選ぶほうが現実的です。短期の成果より、更新を止めない体制づくりを優先する判断が、結果的に成果につながります。
外注する場合も、丸投げで終わらせない姿勢が成果を左右します。相談内容の優先順位や事務所の強みは、現場を知る資格者にしか示せないためです。方向づけは自分で担い、手を動かす部分を任せる分担にすると、無理なく続けられます。
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スマートSEOの料金・対応範囲を見る5. 士業のSEO対策に関するよくある質問

最後に、士業のSEO対策でよく寄せられる質問に答えます。本文で詳しく触れなかった点を中心に、判断の助けになるよう整理しました。
5.1 士業のSEO対策はどのくらいで問い合わせが増えますか?
期間は条件によって変わるため、一律には言えません。公開直後に増えるというより、更新の積み重ねで徐々に表示が増える流れが一般的です。
問い合わせが増えるまでの期間は、主に次の条件で変わります。
- 競合となる事務所の数と強さ
- 更新を続けられる頻度
- 相談内容に合ったページの数
短期で判断せず、半年から1年の単位で更新を続ける前提で考えると、見通しを立てやすくなります。
途中で手応えがないと感じても、公開したページは資産として積み上がっていきます。更新を止めなければ、表示される検索語は少しずつ広がっていくものです。短い期間での上下に一喜一憂しないことが、結果的に続けるコツになります。
5.2 ポータルサイトに登録していれば自社サイトは不要ですか?
ポータルサイトに登録していても、自社サイトは必要です。ポータルは比較される場で、相談内容を自分の言葉で深く説明する余地が限られます。
相談分野を含む検索で見つけてもらうには、「遺産分割でもめている」といった相談者の状況に合わせたページを、自社サイトに持つことが効きます。ポータル経由で知った人が、最終的に事務所を選ぶ際に見るのも自社サイトです。
どちらか一方ではなく、入口はポータル、決め手は自社サイトと役割を分けて考えるのが向いています。
5.3 事務所が1人でも士業のSEO対策で成果は出ますか?
1人の事務所でも成果は見込めます。大量のページを一度に作る必要はなく、優先順位をつけて進めれば、限られた時間でも前に進みます。
1人で取り組む場合は、次の順番で進めると負担を抑えられます。
- 扱っている相談内容を書き出す
- 問い合わせが多い相談から1ページ作る
- 公開後の反応を見て次のページを決める
すべてを自分で抱えず、手が回らない部分だけ外注する選び方もあります。1本ずつでも更新を止めないことが、1人の事務所にとって現実的な進め方です。
ホームページそのものの作り方は、士業のホームページ制作の記事でまとめています。
士業のホームページ制作は資格と取扱分野から決める|広告規制と書けない内容
6. まとめ:資格名ではなく相談内容から書き始めよう

士業サイトで最も多く表示されていたのは、資格名でも地域名でもなく、相談分野を含む検索でした。検索語の型ごとの内訳は1章の図1にまとめたとおりで、ここでは要点だけを振り返ります。
明日からできることは、次の2つです。まず、扱っている相談内容をすべて書き出すこと。次に、そのうち問い合わせが多いものから1ページずつ作ることです。
資格名からではなく、相談内容から書き始める。この順番を変えるだけで、表示される検索語と一致しやすくなります。ページづくりを続ける体制に不安があれば、スマートSEOの活用も選択肢になります。

