外部サイトへのリンクを設置するとき、「nofollowを付けるべきか」「dofollowにするには何を設定すればよいか」と迷う方は少なくありません。似た言葉ですが、同じ種類の属性ではないため、意味を並べて覚えようとすると分かりにくくなります。
dofollow属性は存在しません。属性を指定しない通常のリンクを、SEOの解説で便宜的に「dofollow」と呼んでいます。一方、nofollowはGoogleにリンクの性質を伝えるために実在するrel属性です。
実務では、広告・有償掲載にはsponsored、コメントなどのユーザー投稿にはugc、ほかの値が当てはまらずリンク先との関連付けを避けたい場合にはnofollowを使います。自分で内容を確認した通常の引用や参照には、原則として属性を付ける必要はありません。
この記事では、nofollowとdofollowの違い、sponsored・ugcとの使い分け、SEOへの影響、設定と確認の方法を順に解説します。読み終えれば、リンクの種類に応じて必要な属性を判断できるようになります。
1. nofollowとdofollowの違いとは?
nofollowはリンクの性質を伝えるrel属性ですが、dofollowは属性を指定していない通常リンクの俗称です。まずは両者の違いを比較表で確認しましょう。
| 比較項目 | 通常リンク(俗称dofollow) | nofollow |
|---|---|---|
| HTML | rel属性を付けない | rel="nofollow" |
| Googleへの伝わり方 | 通常のリンクとして認識される | ランキング・クロールの判断材料となるヒント |
| 主な使用場面 | 確認済みの引用、参考資料、通常の内部リンク | ほかのrel値が当てはまらず、関連付けを避けたいリンク |
1.1 dofollowとは何を指すのか
dofollowという名前のrel属性は、HTMLにもGoogleの公式仕様にもありません。rel属性を付けていない通常のリンクを説明しやすくするために使われる俗称です。
そのため、通常リンクにしたいときにrel="dofollow"と記述する必要はありません。自分で確認した参考資料や、読者に案内したい関連記事であれば、通常のaタグでリンクを設置します。
1.2 nofollowとは何か
nofollowは、sponsoredやugcなどほかのrel値が当てはまらず、リンク先との関連付けを避けたい場合に使う属性です。Googleはnofollowを、検索順位やクロールの処理を決める際の「ヒント」として扱います。
nofollowで「インデックス禁止」にはできない
リンク元にnofollowを付けても、リンク先がほかの経路から発見されれば検索結果に表示される可能性があります。検索結果への表示を止めたいページではnoindexなど、目的に合った方法を検討してください。
Googleの定義はGoogle検索セントラル「外部リンクをGoogleに伝える」で確認できます。
1.3 何も付けないリンク(dofollow)はどう扱われるか
rel属性を付けないリンクは通常のリンクとして処理され、Googleがページ同士の関係やリンク先を理解するための手がかりになります。ただし、リンクを1本設置すれば必ず検索順位が上がるという意味ではありません。
信頼できる一次情報や読者に役立つ関連記事は、属性を機械的に付けず自然に案内しましょう。リンク獲得側の考え方は被リンク獲得代行の業務と選び方でも解説しています。
2. sponsored・ugc・nofollowの3つの属性の使い分け
使い分けは、リンクが設置された理由と投稿者で判断します。次の順番で確認すると迷いにくくなります。
rel属性の判断早見
- 広告・アフィリエイト・有償掲載ならsponsored
- コメントやフォーラムなどユーザー投稿ならugc
- ほかの値が当てはまらず関連付けを避けたいならnofollow
- 確認済みの引用・参照・通常の内部リンクなら属性なし
2.1 sponsoredを使う場面
sponsoredは、広告や金銭・商品提供など、対価を伴って掲載するリンクに使います。広告、記事広告、タイアップ、アフィリエイトリンクなどが代表例です。
Googleは有料リンクにsponsoredまたはnofollowを使うよう求めており、sponsoredを推奨しています。有料リンクは属性で明示することが重要です。詳しくはGoogle検索のスパムに関するポリシーも確認してください。
2.2 ugcを使う場面
ugcはUser Generated Contentの略で、サイト運営者ではなくユーザーが投稿したリンクに使います。コメント欄、口コミ、フォーラムの投稿などが該当します。
ugcを付ける目的は、リンクが運営者の編集によるものではなく、ユーザー生成コンテンツから生まれたことをGoogleへ伝えるためです。投稿内容を確認し、信頼できる投稿者には属性を外す運用もできます。
2.3 nofollowを使う場面
nofollowは、sponsoredにもugcにも当てはまらず、リンク先との関連付けを避けたいときに使います。言及のためにリンクは必要でも、リンク先の内容を推薦する意図がない場合などが対象です。
「外部リンクだから」という理由だけで付けるものではありません。参照先を確認でき、読者の理解を助ける資料なら、通常リンクで示す方が自然です。出典の選び方はE-E-A-Tで信頼性を高める方法も参考にしてください。
2.4 nofollowなど複数の属性を組み合わせる書き方
1つのリンクが複数の性質を持つ場合は、rel属性の値を半角スペースで区切って指定できます。ユーザー投稿であり、あわせてnofollowも伝える例は次のとおりです。
<a href="https://example.com" rel="ugc nofollow">リンクテキスト</a>
複数の値を併記する方法はGoogleも認めています。広告リンクなら、既存のnofollowを残したままrel="sponsored nofollow"とすることも可能です。
2.5 属性を付けなくてよい場面
自分で内容を確認した一次情報、参考資料、取材先などへの通常のリンクには、原則としてrel属性を付ける必要はありません。Googleのリンクに関するベストプラクティスでも、外部リンクは出典の提示などに役立つと説明されています。
ただし、商品提供を受けた記事や相互リンクを条件とした掲載など、対価性がある場合はsponsoredの対象になり得ます。迷ったときは「金銭・商品・掲載交換などの対価があるか」を最初に確認しましょう。
3. nofollowとdofollowはSEOにどう影響するか
リンクは、Googleがウェブページを発見し、ページ同士の関係を理解するための手がかりです。rel属性は、そのリンクが広告なのか、ユーザー投稿なのか、関連付けを避けたいのかを補足します。
3.1 通常リンクはページ同士の関係を伝える
属性を付けていない通常リンクは、Googleがリンク先を発見し、ページの関連性を理解する材料になります。良質な被リンクは検索評価の一要素になり得ますが、リンク元の質や文脈なども関係するため、リンクの本数だけで効果は決まりません。
被リンクの評価や獲得方法を詳しく知りたい方は、被リンクの基礎とSEOへの影響を確認してください。
3.2 nofollowは命令ではなくヒントとして扱われる
Googleは2019年9月、nofollowをランキング用途で「ヒント」として扱う方針を発表し、2020年3月からはクロールとインデックス登録でもヒントとして扱うと説明しました。同時にsponsoredとugcが導入されています。
この変更の経緯は、Google公式ブログのnofollowの進化に関する発表で確認できます。nofollowが付いていても、Googleがほかの情報と組み合わせてリンクを処理する可能性がある点を理解しておきましょう。
3.3 外部リンクへ機械的にnofollowを付けない
外部リンクに一律でnofollowを付ける運用は避けましょう。信頼できる一次情報へ自然にリンクすると、読者が根拠を確認しやすくなり、記事の信頼性を支えられます。
機械的なnofollowを避ける
「外部サイトだからnofollow」ではなく、広告か、ユーザー投稿か、関連付けを避けたいかで判断します。信頼できる引用元や通常の関連記事は、属性なしで設置します。
内部リンクにも、通常はnofollowを付けません。クロールを制御したい場合はrobots.txtの書き方、検索結果への表示を止めたい場合はnoindexが効かないときの確認方法を参照し、目的に合う設定を選んでください。
4. rel属性の設定方法と確認方法
nofollowはHTMLやCMSのリンク設定から追加できます。設定後は、公開ページのHTMLで意図した属性が付いているか確認しましょう。
4.1 nofollowをHTMLで指定する書き方
aタグのrel属性にnofollowを指定します。通常リンクと異なるのは、rel="nofollow"が加わる点です。
<a href="https://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
広告ならnofollowだけで済ませず、可能であればsponsoredを指定します。ユーザー投稿ならugcを使い、必要に応じて複数の値を併記してください。
4.2 WordPressなどCMSでの属性設定
CMSによっては、リンク設定画面の「nofollowを追加」などの項目から指定できます。標準機能に項目がない場合は、HTML編集でrel属性を追加するか、使用中のテーマやプラグインの仕様を確認します。
プラグインを追加するときは、更新状況や既存機能との競合も確認しましょう。属性を設定するためだけに多数のプラグインを追加すると、管理が複雑になります。
4.3 nofollowが付いているか確認する方法
公開ページを開き、確認したいリンクを右クリックして「検証」を選ぶとHTMLを確認できます。aタグ内にrel="nofollow"があれば設定済みです。
- 公開ページで対象リンクを右クリックする
- 「検証」または「要素を調査」を選ぶ
- aタグのrel属性に意図した値があるか確認する
ブラウザ拡張機能でも確認できますが、最終的には公開HTMLを見る方法が確実です。CMSの編集画面だけで判断せず、公開後のコードまで確認してください。
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6. nofollowとdofollowに関するよくある質問
最後に、nofollowとdofollowについて実務で迷いやすい点を整理します。
6.1 外部リンクにはすべてnofollowを付けるべきですか?
すべての外部リンクにnofollowを付ける必要はありません。信頼できる一次情報や、読者の理解を助ける参考資料は、通常リンクで案内できます。
広告ならsponsored、ユーザー投稿ならugc、ほかの値が当てはまらず関連付けを避けたい場合はnofollowを使います。リンク先が外部かどうかではなく、リンクの性質で判断しましょう。
6.2 nofollowを付け忘れるとペナルティになりますか?
通常の外部リンクにnofollowがないだけで、直ちにペナルティになるわけではありません。確認済みの引用や参照には、もともとnofollowは不要です。
一方、広告やアフィリエイトなどの有料リンクは、sponsoredまたはnofollowで関係性を明示する必要があります。とくに対価が発生するリンクは、Googleの最新ポリシーを確認して設定してください。
6.3 サイト内部のリンクにも属性の指定は必要ですか?
通常の内部リンクにnofollowを付ける必要はありません。関連ページを適切なアンカーテキストで結び、読者と検索エンジンがサイト構造を理解しやすい状態にします。
特定ページを検索結果に表示したくない場合は、nofollowで内部リンクを塞ぐのではなく、そのページにnoindexを設定します。クロールの負荷を調整したい場合はrobots.txtなど、目的に合った方法を選んでください。
7. まとめ:nofollowとdofollowの違いを押さえてリンクを正しく設定しよう
dofollowはrel属性ではなく、属性を付けていない通常リンクの俗称です。nofollowは、ほかのrel値が当てはまらず、リンク先との関連付けを避けたい場合に使う属性です。
広告や有償掲載にはsponsored、ユーザー投稿にはugc、自分で確認した通常の引用や参照には属性なしを選びます。外部リンクへ一律にnofollowを付けるのではなく、リンクが生まれた理由に応じて判断してください。
まずは自サイトの広告・アフィリエイトリンクに適切な属性が付いているか確認しましょう。そのうえで、引用元と関連記事へのリンクが読者の理解を助ける配置になっているかも見直すと、使いやすく信頼される記事へ近づきます。
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