キャリアの原点
コロナ禍の内定切りと過酷な環境。「パソコン1台で動ける仕事」を求めた漂流期

林のキャリアのスタートは、2020年、世界を襲った新型コロナウイルスの感染拡大と完全に重なっている。大学では映像制作や編集、WEB制作、DTPでの雑誌制作など、クリエイティブ領域を幅広く学んでいたが、就職活動は暗転する。
「映像や制作系の企業は募集自体が次々と見送りになり、延長を重ねた末に採用中止になるケースばかりでした。学生時代からインターンをしていたCM制作会社からも内定をいただいていたのですが、会社側の経営体力や体制変更の影響を受け、卒業直前の1月のタイミングで内定を切られてしまったんです」
クリエイティブ業界への切符を突如失った林は、「現場仕事に縛られず、パソコン1台で動けるWEBの世界で生きていこう」と方向転換を決意する。独学でWEBを学び直し、2社目となるWEB制作・コンサルティング会社へ入社。顧客のWEBマガジンの更新やライティング、ヒアリングからのサイト制作など実務の基礎を叩き込まれたが、そこは「心と体が持たない」ほどの過酷な労働環境だった。わずか半年で、彼女は再び次の道を模索することになる。






