検索結果に画像・動画・地図などが混ざって表示されるものの、自社はどの枠を狙えばよいのか迷っていませんか。一般にユニバーサル検索とは、通常のテキスト結果に複数形式の情報を組み合わせて表示する仕組みを指します。
大切なのは、すべての枠へ同時に対応することではありません。検索意図に合う表示枠を選ぶことが先です。実際の検索結果とSearch Consoleを確認し、表示されている枠・用意できる素材・事業成果への近さから優先順位を決めます。
この記事では、主な表示枠、確認方法、取りに行く枠の判断基準を解説します。自社に不要な施策を減らし、効果測定できる枠から着手できるようになります。
1. ユニバーサル検索はテキスト・画像・動画・地図を組み合わせる仕組み

Google公式では、検索結果を構成するテキスト・画像・動画などを「視覚要素」として整理しています。名称と最適化できる範囲はGoogle検索セントラルの検索結果の視覚要素ギャラリーで確認できます。
ユニバーサル検索は、Webページだけでなく画像・動画・地図・ニュースなどの情報を、1つの検索結果に混ぜて表示するGoogleの仕組みです。検索語の内容に応じて、Googleが最適と判断した種類の情報を自動で差し込みます。
枠が増えたからといって、そのすべてを自社で取りに行く必要はありません。まずは、どんな枠が存在するのかを整理します。
1.1 ユニバーサル検索に表示される代表的な枠の一覧
ユニバーサル検索で表示される枠は、検索語の性質によって切り替わります。代表的な枠を、出やすい検索語と主な流入元の観点で整理します。
| 枠の種類 | 出やすい検索語 | 主な流入元 |
|---|---|---|
| 画像 | 商品名・レシピ・風景など見た目重視の語 | Google画像検索 |
| 動画 | やり方・レビュー・ハウツー系の語 | YouTubeなどの動画検索 |
| 地図 | 地名+業種・「近くの〜」など店舗探しの語 | Googleマップ・ローカル検索 |
| ニュース | 話題の出来事・企業名・時事性の高い語 | Googleニュース |
表示される枠は検索語の性質で決まり、流入元も枠ごとに分かれます。
枠ごとに流入元が異なるため、狙う検索語にどの枠が出るかを知ることが、対応先を選ぶ出発点になります。ここを押さえないと、流入経路の違う枠に同じ手間をかけてしまいがちです。
たとえば画像の枠と動画の枠では、用意すべき素材も届ける相手も異なります。枠の種類ごとに流入元を意識しておくと、後で対応先を絞るときの判断がぶれにくくなり、限られた時間を無駄にせずに済みます。
1.2 検索語によって表示される枠が変わる仕組み
表示される枠は、サイト単位ではなく検索語単位で変わります。同じサイトのページでも、ユーザーが打ち込む語が変われば、出てくる枠は入れ替わります。
たとえば同じ料理店のサイトでも、検索語によって次のように出る枠が変わります。
- 「店名+メニュー」なら画像の枠
- 「店名+場所」なら地図の枠
- 「料理名+作り方」なら動画の枠
枠が出るかどうかは、サイトではなく検索語ごとに決まります。
自社サイトにどの枠が出るかを一括では判断できません。狙う検索語ごとに確かめる必要があり、この前提を外すと確認作業そのものが空振りになります。
特に、上位を狙いたい語ほど枠の出方は競合の動きで入れ替わりやすくなります。一度確認して終わりにせず、主要な検索語は月に一度ほど見直し、枠の増減に気づける状態を保っておきましょう。
見直しの頻度は、検索語の競合度合いに応じて調整すると無理がありません。動きの速い分野なら間隔を短く、落ち着いた分野なら長めにと、語ごとに手をかける度合いを変えておくと、確認作業そのものが負担になりにくくなります。
1.3 ユニバーサル検索とはバーティカル検索とどう違うか
ユニバーサル検索と混同されやすいのがバーティカル検索です。バーティカル検索とは、画像タブや動画タブのように、特定の種類の情報だけに絞り込んで探す検索を指します。
一方でユニバーサル検索は、種類を絞らない通常の検索結果に、複数の種類の情報を混ぜて表示します。ユーザーが自分でタブを切り替えるのがバーティカル検索、Googleが自動で混ぜるのがユニバーサル検索と整理すると、違いがつかみやすくなります。
タブで自分から絞るのがバーティカル検索、自動で混ざるのがユニバーサル検索です。
1.4 ユニバーサル検索とはAI概要を含むのか?枠との違い
AI概要(AI Overviews)は、ユニバーサル検索の枠と同じものではありません。AI概要は、複数のページの内容を生成AIが要約して示すもので、既存の情報を種類別に差し込む枠とは性質が異なります。
画像や地図の枠が「どのページ・どの情報源へ送るか」を担うのに対し、AI概要は回答そのものを生成して見せる点が違います。AI概要への対応は別の観点が必要になるため、AI検索時代のSEO対策を扱った内容もあわせて確認しておくと理解が深まります。
AI概要は生成された要約であり、情報を差し込む枠とは別物です。
2. ユニバーサル検索に自社が表示されているか確かめる方法

Search Consoleの検索パフォーマンスでは、クエリやページに加えて検索タイプごとの傾向を確認できます。公式の基本操作はGoogle検索セントラルのSearch Console活用ガイドを参照してください。
枠の種類を知ったら、次は自社の検索語に実際にどの枠が出ているかを確かめます。ここを飛ばすと、出てもいない枠に労力をかけてしまいます。
2.1 狙う検索語で実際に検索して確かめる
自社にどの枠が出ているかを知る最も確実な方法は、狙う検索語で実際に検索して目で見ることです。パソコンとスマートフォンの両方で検索し、画面に出た枠をメモしておきます。
このとき、シークレットモードを使うと、過去の閲覧履歴による表示の偏りを減らせます。検索語を5〜10個ほどリスト化し、それぞれで「画像が出た」「地図が出た」と記録すると、自社の検索語ごとの枠の傾向が見えてきます。
まず狙う検索語で実際に検索し、出た枠を1つずつ控えることから始めます。
2.2 Search Consoleで検索タイプ別に数字を見る手順
目視に加えて、Search Consoleの検索パフォーマンスを使うと、枠ごとの数字を確認できます。多くの方が見落としがちな「検索タイプ」の切り替え手順を、画面操作の粒度で示します。
- Search Consoleにログインし、左メニューの「検索パフォーマンス」を開く
- 上部にある「検索タイプ:ウェブ」と書かれたボタンをクリックする
- 「ウェブ」「画像」「動画」「ニュース」から見たいタイプを選ぶ
- 「適用」を押し、表示回数とクリック数を種類ごとに確認する
「検索タイプ:ウェブ」のボタンを切り替えると、枠別の数字が見えてきます。
この切り替えを知らないと、ウェブ検索の数字だけを見て判断しがちです。検索タイプを分けて見ることで、画像や動画の枠がどれだけ流入に貢献しているかがわかります。
2.3 表示回数がある枠とクリックされる枠を分けて考える
検索タイプ別に見ると、「表示はされているがクリックされていない枠」が見つかります。自社メディアの実測値(自社調べ・2026年9月時点)を例に、表示回数とクリック率を並べます。
以下の数値は、あくまで自社が運用する1つのメディアで計測した一例です。業種やサイトの性質によって傾向は大きく変わるため、絶対的な基準ではなく、自社の数字に置き換えて読み解くための目安として捉えてください。
| 検索タイプ | 表示回数 | クリック率 |
|---|---|---|
| ウェブ | 558,700回 | 2.45% |
| 画像 | 19,314回(全体の約3%) | 0.32% |
| 動画・ニュース | ほぼ発生なし | ほぼ発生なし |
画像は入口として存在しても、クリックの戻りはウェブの約8分の1です。
画像は表示回数こそあるものの、クリック率はウェブの約8分の1にとどまります。これは画像が無意味という話ではなく、入口としては存在するが、同じ労力をかけたときの戻りが違うということです。
同じ枠でも、扱う商材や検索語によって表示回数とクリック率のバランスは変わります。まずは自社の数字を検索タイプ別に並べ、どの枠が入口として機能しているかを把握することが、次の一手を決める土台になります。
ここで挙げた数値は、あくまで自社の運用環境で計測した一例にすぎず、公開された統計や他社の平均値を示すものではありません。同じ数字が他の環境でそのまま再現されるわけではないため、外部の基準としてではなく、自社のSearch Consoleで得た実数に置き換えて読み解いてください。
3. ユニバーサル検索で取りに行く枠を決める判断基準

出ている枠と、クリックにつながる枠がわかったら、どれを取りに行くかを決めます。ここでの判断を誤ると、コストの高い枠に時間を奪われます。
3.1 枠ごとに労力と戻りが違う
取りに行く枠は、次の3つの基準で見極めます。1つでも欠けると、労力に見合わない枠に手を出しがちです。
- その検索語に枠が実際に出ているか
- 表示だけでなくクリックされているか
- 枠の情報を作るのにかかる手間
「出ている」「クリックされる」「作る手間」の3点で枠を比べます。
3つを並べて比べると、優先度の高い枠が自然と絞られます。まず出ていてクリックもされている枠から着手するのが、遠回りのない進め方です。
3.2 画像や動画の枠に手を広げる前に確認したいこと
画像や動画の枠は、制作コストが高い枠です。画像なら撮影や加工、動画なら撮影・編集と、1本仕上げるまでに数時間から数日かかる場合もあります。
ウェブ検索の改善が済んでいない段階で、これらに手を広げるのは得策とは言えません。まずは記事のタイトルや構成といった、ウェブ検索での戻りが大きい部分を見直し、それが一巡してから画像・動画へ広げる順番が現実的です。
ウェブ検索の見直しが済む前に、画像や動画へ手を広げないことが先決です。
3.3 地図の枠は店舗を持つ事業者で意味が変わる
地図(ローカル検索)の枠は、店舗を持つ事業者かどうかで意味が大きく変わります。実店舗があり来店を増やしたい事業者にとって、地図の枠は有力な入口になります。
一方、店舗を持たないオンライン中心の事業では、地図の枠が出にくく、優先度は下がります。自社が店舗型に当てはまる場合は、ローカルSEOで地域集客を強化する方法の観点をあわせて確認しておくと、対応の幅が広がります。
地図の枠は、実店舗を持つ事業者でこそ入口として生きてきます。
3.4 ユニバーサル検索で取りに行かない枠を決めるとは
すべての枠を取りに行こうとすると、どれも中途半端になり、結局何も進みません。取りに行かないと決めるのも、立派な判断です。次のような枠は、思い切って見送る対象になります。
- 狙う検索語にほとんど出ていない枠
- 表示はされてもクリックされていない枠
- 制作コストが戻りに見合わない枠
「取りに行かない枠」を決めることが、対象を絞る近道になります。
見送る枠を先に決めると、残った枠に集中できます。手を広げすぎて動きが止まるより、対象を絞って一つずつ仕上げる方が成果につながります。
見送ると決めた枠も、事業の状況が変われば優先度が上がることがあります。半年に一度など区切りを決めて判断を見直せば、そのときどきの状況に合った枠の選び方を続けられます。
4. 検索の上位表示を目指すならスマートSEOの記事制作

ここまでの見極めを社内だけで回すのは、担当者が他業務と兼任していると難しくなりがちです。枠の確認から記事の見直しまでを外部に任せたい場合、株式会社プロパゲートの「スマートSEO」が選択肢になります。
4.1 ユニバーサル検索の枠の見極めに向いている悩みとは
スマートSEOは、次のような悩みを抱える事業者に向いています。
- どの枠を優先すべきか判断がつかない
- ウェブ検索の記事の見直しが後回しになっている
- 検索タイプ別の数字を見る時間が取れない
枠の優先順位に迷い、記事の見直しが止まっている状態に向いています。
こうした悩みは、専任担当を置けない中小企業ほど起きやすいものです。外部の体制を使うことで、判断と実務の両方を止めずに前へ進められます。
4.2 平均8,000字以上でSEO記事を制作する体制
スマートSEOでは、1本あたり平均8,000字以上のボリュームで記事を制作します。文字数を増やすこと自体が目的ではなく、検索意図を満たすために必要な情報を過不足なく盛り込んだ結果です。
枠の種類やユーザーの疑問を踏まえて構成を組むため、ウェブ検索での戻りを大きくしやすくなります。制作体制の詳しい内容は、スマートSEOのサービス情報で確認できます。
平均8,000字以上でも、検索意図に沿った情報だけを積み上げます。
4.3 契約中はいつでも相談できるサポート体制
外部に任せる際に気になるのが、契約後のやり取りのしやすさです。スマートSEOでは、契約中のサポート体制を次のように整えています。
- 契約中はいつでも相談できる
- 問い合わせには1営業日以内に応対する
- 記事の方向性を相談しながら進められる
契約中はいつでも相談でき、1営業日以内に応対する体制です。
相談のたびに長く待たされないため、枠の見直しや方針の変更にも柔軟に対応できます。運用を続けるハードルが下がり、月数本の安定した発信を保ちやすくなります。
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5. ユニバーサル検索に関するよくある質問

ユニバーサル検索の対応を進めるなかで、判断に迷いやすい点をQ&A形式で整理します。着手の順番や、画像・用語に関する疑問を取り上げます。
5.1 ユニバーサル検索とは何から対応を始めればよいですか?
最初に取り組むべきは、狙う検索語で実際に検索し、出ている枠を確認することです。出てもいない枠に労力をかけても、流入にはつながらないからです。
着手の順番は次の通りです。
- 狙う検索語で検索し、出た枠を控える
- Search Consoleで検索タイプ別の数字を見る
- 出ていてクリックされる枠から対応する
この順で進めると、無駄な作業を避けながら、成果の出やすい枠に集中できます。
5.2 ユニバーサル検索とは画像を増やせば枠に出やすくなりますか?
画像を増やすだけで枠に出やすくなるとは限りません。まず確認したいのは、自社の検索語に画像の枠が出ているか、そしてその枠がクリックされているかです。
判断の前に見ておく点は次の3つです。
- 画像の枠が実際に出ているか
- 出た画像がクリックされているか
- 画像制作の手間が戻りに見合うか
表示回数はあってもクリックが少ない場合、画像を増やす前にウェブ検索の見直しを優先する方が、後悔の少ない選択になります。
5.3 ブレンド検索とはユニバーサル検索と同じ意味ですか?
ブレンド検索は、ユニバーサル検索とほぼ同じ意味で使われる言葉です。どちらも、複数の種類の情報を1つの検索結果に混ぜて表示する仕組みを指します。
呼び方が違うだけで、対応の考え方は変わりません。用語の違いに迷ったときは、「種類の異なる情報が同じ結果に混ざる仕組み」と捉えておけば十分です。
用語そのものよりも、実際にどの枠が自社の検索語に出ているかを確かめる方が大切です。呼び方に惑わされず、目の前の検索結果とSearch Consoleの数字を手がかりに判断していきましょう。
6. まとめ:ユニバーサル検索は出ている枠だけを見て決めよう
ユニバーサル検索は、Webページ以外の情報も1つの検索結果に混ぜて表示する仕組みです。枠が増えても、そのすべてを取りに行く必要はありません。
大事なのは、自社の検索語に出ている枠を確かめ、クリックにつながる枠だけに絞ることです。まずは狙う検索語で実際に検索し、Search Consoleで検索タイプ別の数字を見るところから始めてみてください。
出ている枠だけを見て、労力に見合う対象から一つずつ手をつけていきましょう。
