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水道修理のリスティング広告は何から設定する?件数は取れても儲からない理由と直し方

更新日:2026年10月22日著者:赤坂 侑亮15分で読めます
水道修理のリスティング広告で1件あたりの許容額を決める

水道修理の広告は、出せば電話が鳴ります。ところが月末に集計すると、利益が残っていないことがあります。

原因は、1件の問い合わせにいくらまで出してよいかを決めずに出稿していることです。水道修理は作業内容で単価が大きく変わり、同じ1件でも採算が違います。

この記事では、許容額の決め方、症状ごとの分け方、除外する言葉、広告文、電話の数え方、受け皿のページ、外注の判断を解説します。

読み終えたときには、自社の数字で上限を出せます。

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水道修理の広告は1件にいくら出せるかを決めてから出す

作業内容ごとの単価の幅と、1件あたりに出せる額の関係

リスティング広告の設定より先に決めることがあります。問い合わせ1件にいくらまで払ってよいかです。ここが決まっていないと、どの数字を見ても良し悪しが判断できません。

水道修理は作業内容で単価の幅が大きい

同じ「水のトラブル」でも、作業の中身によって金額はまったく違います。パッキンの交換と、給湯器の入れ替えや配管の引き直しでは、桁がいくつか変わります。

金額の幅が大きいということは、

  • 単価の低い作業ばかり取ると、広告費で利益が消える
  • 単価の高い作業が混ざると、同じ件数でも採算が合う
  • どの作業で問い合わせが来ているかを分けないと、良し悪しが分からない

件数だけを見ていると、この違いが見えません。件数が増えているのに利益が減るのは、低単価の作業に寄っているときです。

1件あたりの上限は3つの数字で出せる

難しい計算は要りません。自社の数字を3つ用意すれば上限が出ます。

  1. 問い合わせから受注になる割合(受注率)
  2. 受注1件あたりの平均の売上
  3. その売上のうち、広告費に回してよい割合

売上10万円、受注率5割、広告費に回してよいのが1割なら、受注1件に出せるのは1万円、問い合わせ1件には5,000円が上限です。この5,000円が、広告の良し悪しを判断する基準になります。

決めないまま出すと何が起きるか

上限を決めずに出稿すると、判断の基準がないまま数字だけが増えていきます。

よくある判断起きること
件数が増えたので予算を増やす単価の低い作業が増えて利益が減る
クリック単価が高いので止める採算が合っていた作業まで止まる
競合が出しているので続けるいくらまで出せるか分からないまま続く

どれも、上限が決まっていれば迷わない判断です。先に数字を出しておけば、増やすか止めるかを感覚で決めずに済みます。

水道修理の症状ごとに分けて広告配信する

症状ごとに広告グループと広告文を分ける構成

上限が決まったら、次は配信を分けます。水道修理では、探している症状によって単価も緊急度も違うためです。

水漏れ・詰まり・交換は別にする

ひとまとめに配信すると、どの症状で費用が出ていて、どの症状で受注できているかが分かりません。症状ごとに分ければ、採算の合う症状だけを残せます。

分け方の基本は次の3つです。

  • 水漏れ(蛇口、トイレ、給湯器、床下)
  • 詰まり(トイレ、キッチン、浴室、排水管)
  • 交換・工事(蛇口、便器、給湯器、配管)

分けたあとは、症状ごとに上限と実績を並べます。上限を超えている症状は、言葉を絞るか止める判断ができます。

緊急の人とそうでない人を分ける

「今すぐ来てほしい」人と、「いくらかかるか調べている」人では、同じ症状を調べていても行動が違います。

緊急の人は、到着までの時間と対応できるかどうかだけを見ます。価格を調べている人は、複数の会社を比べてから連絡します。同じ広告文を出すと、どちらにも中途半端に見えます。

配信の時間帯でも分かれます。深夜や早朝に検索する人は、ほぼ緊急です。この時間に対応できるなら、緊急向けの広告文に寄せたほうが受注につながります。

単価の高い作業に寄せる

取れる件数を増やすより、採算の合う作業の比率を上げるほうが先です。交換や工事は単価が高く、同じ1件でも残る金額が違います。

寄せ方は次のとおりです。

やること具体的な方法
予算の配分を変える交換・工事の配信に多く割り当てる
言葉を足す機器名や型番を含む言葉を増やす
時間帯を選ぶ即日対応できる時間に強く出す

機器名で検索する人は、交換を前提にしていることが多くあります。症状の言葉より単価が高くなりやすい入口です。

季節と時間帯で問い合わせが偏る

水道のトラブルは、1年を通して同じペースで起きるわけではありません。寒い時期は凍結や破裂が増え、連休中は依頼先が少なくなるため問い合わせが集中します。

偏りが分かっていれば、予算の使い方を変えられます。

  • 冷え込む時期は凍結・破裂の言葉に予算を寄せる
  • 連休と年末年始は対応できる体制を確認してから配信を強める
  • 対応できない時期は配信を落として費用を残す

件数が増える時期に対応が追いつかないと、来てもらえなかった記録だけが残ります。体制と配信の強さは、必ずそろえて決めます。

広告配信の無駄打ちを減らす除外キーワード

除外キーワードで配信から外れる検索と、残る検索

水道の検索には、依頼する気がない人の言葉が多く混ざります。除外を設定しないと、上限内に収まりません。

外す作業が要る理由は、実際に検索された言葉の数を見ると分かります。当社が自社で運用している広告では、180日で9,723種類の言葉で表示され、そのうち9,711種類は問い合わせが1件も発生していません。

出典:当社が自社で運用している広告の実測(2026年4月25日〜10月22日の180日・表示479,346回)。

検索される言葉は際限なく増えます。出したあとに言葉を見て外す作業が、最初の設定より効きます。

自分で直したい人を外す

「直し方」「交換方法」「自分で」といった言葉で調べている人は、業者に頼む前提ではありません。

外しておく言葉は次のようなものです。

  • 直し方、修理方法、やり方、手順
  • 自分で、DIY、道具、部品の購入
  • 原因、仕組み、構造
  • 動画、画像

これらは検索数が多いため、放置すると費用の大半がここに消えます。配信を始めた最初の1週間で、実際に使われた言葉を見て足していきます。

料金だけを調べている人を見分ける

「相場」「料金 比較」のような言葉は、依頼先を決める前の段階です。すべて外す必要はありませんが、上限を超えるなら対象から外します。

判断の順番は、まず実績を見てからです。相場の言葉からでも受注できているなら残し、問い合わせだけで終わっているなら外します。

最初から決め打ちで外すと、取れていた入口まで止めてしまうことがあります。

商圏外と公共の窓口を外す

水道の検索では、自治体の水道局を探している人が一定数います。料金の支払い、開栓や閉栓の手続き、水道工事の指定業者の確認などです。

外す言葉は次のとおりです。

  • 水道局、water、料金の支払い、開栓、閉栓
  • 指定給水装置工事事業者の一覧、届出
  • 対応していない市区町村名
  • 求人、採用、資格

地域の設定だけでは、隣接する市区町村からの検索が入ります。対応できない地域名は、言葉としても外しておきます。

水道工事の広告文に書くと効果的な内容

水道修理の広告文で見られているのは、会社の規模や歴史ではありません。今すぐ来てもらえるか、いくらかかるかの2点です。

到着までの時間を書く

緊急で探している人が最初に確かめるのは、どれくらいで来てもらえるかです。「迅速対応」ではなく、実際の時間を書きます。

書き方の例は次のとおりです。

  • 最短◯分で到着(対応エリアを明記する)
  • 24時間受付/深夜・早朝も対応
  • 年中無休、土日祝も同じ料金

書いた時間に対応できない日があるなら、条件を添えます。到着が遅れると、その場でキャンセルされるだけでなく、評判にも残ります。

出張費と見積もりの扱いを先に書く

料金で不安になるのは、総額が分からないことです。作業前に追加費用が発生するかどうかを広告文の段階で示します。

書く項目書き方
出張費かかる/かからない、かかる場合は金額
見積もり無料かどうか、作業前に提示するか
キャンセル見積もり後に断れるかどうか

「無料」と書く場合は、どこまでが無料かを明記します。出張費は無料だが点検費はかかる、という形だと現場でもめます。

深夜や休日の条件を書く

緊急の問い合わせは、営業時間外に多く入ります。深夜料金や休日料金がある場合は、その旨を先に書いておきます。

金額が変わること自体は問題になりません。現場に来てから初めて聞かされることが問題になります。

対応できない時間帯があるなら、その時間は配信を止めるか、折り返しになる旨を書いておくほうが、無駄な費用も苦情も減ります。

根拠のない最上級の表現は使わない

「必ず直る」「地域最安」のような表現は、事実と違えば問題になります。景品表示法では、実際よりも著しく優れていると見せる表示が禁じられています。

価格や早さを打ち出すこと自体は問題ありません。条件を添えて、事実として示せる形にします。

使わない書き方言い換え
地域最安出張費無料・見積もり後のキャンセル可
必ず即日対応受付時間内なら最短◯分で到着
どんな詰まりも解決対応できる作業と、対応できない作業を明記

打ち消し表示を小さく添えて済ませる形も避けます。条件は、価格と同じ大きさで同じ場所に書きます。

水道工事の電話問合せを数える

水道修理は、連絡の中心が電話です。フォームの送信だけを数えていると、実際の成果を大きく取りこぼします。

数えていないと判断ができない

どの言葉から電話が来たかが分からないと、止めてよい言葉と伸ばすべき言葉の区別がつきません。

起きるのは次の状態です。

  • フォームの件数だけで判断し、実は電話で受注していた言葉を止める
  • 費用だけが見えて、成果が見えないので全体を止める
  • どの症状が採算に合うのか最後まで分からない

電話を数える仕組みは、広告の管理画面から設定できます。最初の設定を済ませておけば、以後は自動で記録されます。広告運用の分析・改善手順もあわせて確認してください。

受注まで追いかける

電話が鳴った件数と、実際に作業して入金された件数は違います。対応できない地域からの電話や、金額が合わずに断られた件も混ざります。

受付の記録に、どの症状で、どの地域から、受注になったかを残します。月に一度、広告の数字と突き合わせれば、症状ごとの採算が見えます。

この突き合わせをしている会社は多くありません。ここまでやると、上限を超えている配信をその月のうちに止められます。

水道修理の広告の受け皿ページを整える

広告をどれだけ調整しても、着地したページで判断できなければ連絡は来ません。水道修理では、見るべき項目が決まっています。

料金は幅と条件をそろえて書く

「◯◯円から」だけを大きく出すと、現場で金額が変わったときに不信につながります。最低価格と、金額が上がる条件を同じ場所に書きます。

書いておく項目は次のとおりです。

  • 作業ごとの価格の幅(最低と上限)
  • 出張費、夜間・休日の割増
  • 部品代が別になる場合の目安
  • 見積もり後に断れるかどうか

価格を下げる必要はありません。総額が読める状態であれば、連絡の前に離れません。

対応エリアと時間を明記する

緊急で探している人は、自分の地域が対象かどうかを最初に確かめます。市区町村名を並べて書いておけば、その場で判断できます。

受付の時間と、作業に来られる時間も分けて書きます。24時間受付でも、作業が翌朝になるなら、その旨を書いておくほうが苦情になりません。

対応できない地域からの連絡が多い場合は、広告側の地域設定も合わせて見直します。検索からも地域で見つけてもらう場合はローカルSEOで地域の検索順位を上げる方法が参考になります。

フォームは項目を減らす

緊急で探している人は、長いフォームを使いません。電話が主な連絡手段でも、夜間や職場からはフォームが使われます。

残す項目は次の4つで足ります。

  • 名前
  • 電話番号
  • 住所(市区町村まで)
  • 困っている内容(選択式)

築年数や希望日時は、折り返しの電話で聞けます。入力の手間を減らすほど、夜間の取りこぼしが減ります。

スマートフォンでの見え方を確かめる

水まわりのトラブルは、その場でスマートフォンから探されます。電話番号がタップできない、料金表が横にはみ出すといった状態は、そのまま離脱になります。

当社がSEOを支援しているホームページ1,825件では、ページのタイトルは100%、説明文は99.4%が設定されていました。一方、共有したときに出る画像は11.9%です。広告の受け皿では、送られたURLから内容が伝わるように、ここまで設定しておきます。

出典:当社がSEOを支援しているホームページ1,825件の実測(2026年10月22日集計。トップページを対象)。

確認する項目はホームページをスマートフォン対応にする確認項目にまとめています。広告を止めても問い合わせが来ない場合はホームページで集客できない原因の診断方法もあわせて確認してください。

広告運用を自社で運用するか任せるかの判断基準

設定自体は自社でもできます。判断の分かれ目は、毎週見る時間を取れるかどうかです。

手数料の考え方で総額が変わる

運用を任せる場合、費用の形は大きく2つに分かれます。広告費に対する割合で払う形と、固定で払う形です。

料金の形特徴
広告費の割合(20%前後が一般的)広告費が増えるほど手数料も増える
固定(月額)広告費が増えても手数料は変わらない

広告費が小さいうちは割合のほうが安く、増えてくると固定のほうが安くなります。自社の広告費で両方を計算してから選びます。料金体系の違いは広告運用の手数料相場と3つの料金体系で解説しています。

自社で続けるなら週1回の確認を決める

リスティング広告は、設定して放置すると費用だけが出ていきます。実際に使われた言葉を見て、除外を足す作業が毎週発生します。

最低限やることは次の3つです。

  1. 実際に検索された言葉を見て、除外を足す
  2. 症状ごとの費用と件数を上限と比べる
  3. 上限を超えている配信を止めるか調整する

この3つを続けられないなら、任せたほうが結果的に安く済みます。止める判断が遅れた1か月の費用が、手数料を上回ることがあります。広告運用を外注・委託するメリットに判断材料をまとめています。

水まわりの駆けつけ依頼で支援した実績

当社はサブスクAdで、水まわりや鍵などの駆けつけ系の広告運用を支援しています。水まわりの依頼で集客単価は11,080円です。上限を決めるときの目安として、近い業種の数字も載せます。

依頼の種類集客単価
水回り11,080円
鍵・金庫9,820円
給湯器14,200円
電気設備の修理14,850円
アンテナ16,850円

出典:当社サブスクAdの緊急駆けつけサービス向けページに掲載している2024年から2026年度までの実績。成果地点はフォームの送信完了、またはLINE登録完了です。集客単価はエリアや事業内容によって変動するため、同じ金額を保証するものではありません。

自社で出した1件あたりの上限が、この金額より大きく下回る場合は、受注率か平均単価のどちらかを先に上げないと採算が合いません。逆に上限のほうが大きければ、配信を広げる余地があります。

自社の上限がこの金額を下回るなら、受注率か平均単価を先に上げます。

運用を任せる場合の費用は月額10万円で、広告費に対する割合ではありません。内容と進め方は緊急駆けつけサービスの広告運用のページにまとめています。

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水道修理のリスティング広告でよくある質問

月にいくらから始められますか

金額より先に、1件あたりの上限を決めます。上限が5,000円で月10件ほしいなら、必要な広告費は5万円が目安です。先に予算を決めると、取れる件数が見えないまま出すことになります。

クリック単価が高いのですが、どうすればよいですか

単価そのものより、1件あたりの費用が上限を超えているかで判断します。単価が高くても受注率が高ければ採算は合います。まず症状ごとに分けて、どこで超えているかを特定します。

除外キーワードはどこまで設定すればよいですか

最初に「自分で直す」系と公共の窓口を外し、配信後は実際に使われた言葉を毎週見て足していきます。一度で完成させるものではありません。

電話の計測は必要ですか

水道修理では必須です。連絡の中心が電話のため、数えていないと、受注につながっている言葉を止めてしまいます。

広告とSEOはどちらを先にやるべきですか

緊急性の高い業種では広告が先です。検索で上位に入るには時間がかかる一方、広告は出した日から表示されます。広告で採算の合う言葉が分かってから、同じ言葉で記事を作る順番が無駄になりません。

まとめ:水道修理の広告は上限を決めてから出そう

水道修理のリスティング広告で利益が残らない原因は、運用の技術ではありません。1件にいくらまで出せるかを決めずに、件数だけを見ていることです。

進める順番は次のとおりです。

  1. 受注率と平均の売上から、1件あたりの上限を出す
  2. 水漏れ・詰まり・交換で配信を分ける
  3. 自分で直す人と公共の窓口を除外する
  4. 到着時間と出張費を広告文に書く
  5. 電話を数えて、症状ごとに上限と比べる

この5つができていれば、件数が増えたときに利益も残ります。まず自社の受注率と平均の売上を出すところから始めてください。

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