LPを公開したのに、問い合わせや申し込みにつながらず悩んでいませんか。必要な要素をそろえても、読者が知りたい順番とずれていると途中で離脱されます。
LP構成は、悩みへの共感、解決策、根拠、行動の順に並べることが基本です。読者の疑問を一つずつ解消すれば、申し込みまで迷わず進めます。
この記事では、成果が出ない並び方の共通点と、各パートに書く内容を解説します。自社LPを見直す順番が分かり、改善箇所を具体的に整理できます。
1. 成果が出ないLP構成に共通する並び方

LP構成の改善は、新しい要素を足すことから始まるのではなく、今ある要素の並び順を見直すことから始まります。ここでは、成果が出ないLPに共通する5つの失敗を、直し方とセットで取り上げます。
原因を並べるだけでなく、どう組み替えれば読者が離脱しにくくなるかまで確認していきます。
1.1 LP構成が作り手本位の順番になっている
成果が出ないLP構成で最も多い失敗は、会社紹介や沿革から始まる作り手本位の並びです。書き手は自社の信頼性から伝えたくなりますが、初めて訪れた読者が知りたいのは「自分に関係があるか」で、会社の歴史ではありません。
補足として、公的機関では次のように案内されています。
公的機関の情報
「ランディングページ(LP)は、検索結果などから訪問者が最初にアクセスするページとされ、特定の商品やサービスのプロモーションのために設計されるものと説明されています。継続的な情報発信やホームページのSEOの文脈で紹介されています。」
出典: www.jfc.go.jp
冒頭で関係性が見えないと、読者は数秒で離脱しがちです。直し方は単純で、並びを会社主語から読者主語へ入れ替えます。具体的には、1つ目のブロックを「あなたのこの悩みを解決します」に置き換え、会社情報は信頼の裏づけとして中盤以降に移します。
伝える順番を読者の関心から始めるだけで、同じ素材でも最後まで読まれやすくなります。
以降の章は、すべてこの「読者視点への組み替え」の具体策だと考えてください。
1.2 読者像が伝わらないLP構成になっている
誰向けのページか冒頭で伝わらないLPは、関係のある読者まで取り逃がします。多くの人に届けようと対象を広げた結果、かえって誰にも届かなくなるのです。
読者は「これは自分向けだ」と感じて初めて読み進めます。直し方は、ファーストビューに対象者を1行で明示することです。たとえば「月数本のブログ更新が続かない中小企業の担当者へ」のように、業種・規模・立場のいずれかを言葉にします。
対象を狭めると母数が減ると感じるかもしれませんが、読み手の反応はむしろ高まりやすくなります。
誰に向けたページかを先頭で言い切ることが、読者像を伝える最短の方法です。
1.3 共感の前に売り込みが始まっている
申し込みを急ぐあまり、共感より先に売り込みが始まるLPは、読者の心理とかみ合いません。悩みに触れられないまま「お得です」「今すぐ申し込みを」と続くと、読者は置いてきぼりになります。
人は自分の課題を言い当てられて初めて、解決策に耳を傾けます。直し方は、解決策や価格の前に、読者の悩みを言語化したブロックを置くことです。「こんな状態で困っていませんか」と問いかけ、読者がうなずける場面を2〜3個挙げてから提案へ進みます。
売り込みを一歩うしろにずらすだけで、同じ提案でも受け取られ方が変わります。共感を先に置く構成は、読者の納得を得やすくする出発点になります。
1.4 申し込みボタンが必要な位置にない
読者が「申し込もう」と思った場面にボタンがないLPは、せっかくの動機を取りこぼします。ボタンがページ最下部に1つしかないと、途中で決めた読者はスクロールを戻す手間を強いられます。
人の購買意欲は、解決策を読んだ直後や事例を見た直後に高まりやすいものです。直し方は、要所ごとに導線を置くことです。具体的には、ファーストビュー・解決策の提示直後・事例の直後・ページ末尾の計3〜4か所にボタンを配置します。
ボタンを増やすといっても、文言と遷移先はそろえて迷いを生まないようにします。
読者が決断する瞬間に、手の届く位置へ導線を用意しておくことが離脱を防ぎます。
1.5 主張と導線を詰め込みすぎたLP構成
1画面にメッセージと導線を詰め込みすぎると、読者はどこを見ればよいか分からなくなります。情報量が多いほど親切に見えますが、実際には判断の負荷が上がり、手が止まりやすくなります。
1画面に要素を詰め込んだときに起きがちな迷いは、次のとおりです。
- 視線がどこに向かうか定まらない
- 一番伝えたい主張が埋もれる
- ボタンが複数あって選べない
- 読む順番が人によってばらつく
直し方は、1画面につき伝えるメッセージを1つに絞ることです。主役のメッセージを決め、それ以外は次の画面へ送ると、読者は迷わず読み進められます。
2. LP構成の法則とは?読者の迷いが消える並べ方

LP構成の法則と呼ばれるものの中身は、特別なテクニックではありません。読者の迷いが消えていく順に、必要な要素を並べることです。
補足として、公的機関では次のように案内されています。
公的機関の情報
「売れるランディングページの書き方には外せない法則があるとされ、ユーザーの購買プロセスやランディングページの構成、WEBセールスで生じる壁などが取り上げられています。売れる構成の考え方がセミナー形式で紹介されています。」
型の名前は、その並びに付いた呼び名にすぎません。
2.1 LP構成で迷いが消える順に並べる6つの要素
読者は上から順にページを読みながら、頭の中の疑問を1つずつ解消していきます。迷いが消える順に並ぶと、最後の行動まで自然につながります。6つの要素と、それぞれが消す迷いは次のとおりです。
- ファーストビューで「自分に関係があるか」の迷いを消す
- 共感と問題提起で「分かってくれている」と感じてもらう
- 解決策の提示で「どう解決するか」を示す
- 信頼の裏づけで「本当に効果があるのか」に答える
- よくある質問で「申し込み前の不安」を取り除く
- 行動の案内で「次に何をするか」を明確にする
この6つがこの順に並ぶと、読者は疑問を残さず行動へ進めます。型を覚える前に、まずこの並びを土台に置いてください。
2.2 ファーストビューで示す3つの情報
ファーストビューで読者に伝えるべき情報は、3つに絞られます。誰向けか、何が得られるか、次に何をするかの3点です。
この3つが一目で分かると、読者は「自分に関係があり、ここで何ができるか」を数秒で判断できます。どれか1つでも欠けると、読者は答えを探してスクロールを続け、途中で離脱しがちです。
たとえば見出しで対象者と得られる成果を示し、その直下にボタンを置けば3点がそろいます。
ファーストビューは、読者が読み進めるかどうかを決める最初の場所だと考えて組み立ててください。
2.3 よくある質問を申し込み直前に置く理由
よくある質問は、申し込み直前に残る不安を消すために置きます。配置する位置そのものに意味があります。
読者は解決策や事例に納得しても、「自分の場合はどうなるのか」「断られないか」といった小さな不安を最後まで抱えがちです。この不安が残ったままだと、ボタンの手前で手が止まります。
行動の案内の直前によくある質問を置くと、残った疑問をその場で解消してから申し込みへ進めます。ページ中ほどに置くより、申し込み直前に置くほうが、不安の消し忘れを防げます。
2.4 LP構成の型は読者の商品認知度で選ぶ
LP構成の型は、名前を覚える必要はありません。読者が自社の商品をどれだけ知っているか、という1つの軸で選べば十分です。認知度によって、字数を割くべき要素が変わります。
認知度の3つの状態と、重点を置く要素を次の表に整理しました。
| 読者の状態 | 厚くする要素 | 書き方の重点 |
|---|---|---|
| 商品をまだ知らない | 共感と問題提起 | 悩みの言語化に字数を割く |
| 比較検討している | 解決策の違いと信頼材料 | 他との違いと根拠を示す |
| 法人で社内承認が要る | 信頼材料とよくある質問 | 社内を通す材料をそろえる |
どの型を使うかで迷ったら、まず読者の認知度を見極めてください。型の名前ではなく、読者の状態を起点に並びを決めると、自社の商材に合った構成を選べます。
3. LP構成の各パートで何を書くか

並べる順番が決まったら、各パートに何を書くかを考えます。共通する軸は、機能の説明ではなく、読者がその後どうなるかを書くことです。
3.1 LP構成のファーストビューの書き方
ファーストビューの言葉は、機能からではなく、読者が得られる状態から決めます。「多機能な予約管理システム」と書くより、「予約の取りこぼしがなくなる状態」を示すほうが、読者は自分の変化を想像できます。
手順はシンプルです。まず読者が最終的に得たい状態を1つ書き出し、次にそれを実現する手段を添え、最後に行動を促す一言を置きます。
機能名を先に出すと、読者は自分事として受け取りにくくなります。
読者の「その後」を主語にした言葉が、ファーストビューの反応を左右します。
3.2 悩みは読者が使う言葉で言語化する
共感と問題提起のパートでは、悩みを読者が実際に使う言葉で書きます。社内の専門用語に置き換えると、読者は自分のことだと気づけません。
読者の言葉を見つける手がかりは、身近なところにあります。
- 問い合わせメールで使われた表現
- 営業や接客で実際に聞いた一言
- 検索キーワードやサジェスト
- SNSや口コミサイトの投稿
こうした場から拾った言葉をそのまま見出しに使うと、読者は「まさに自分のことだ」と感じます。社内用語への翻訳を挟まないことが、共感を生む書き方の前提です。
3.3 LP構成の解決策は使ったあとの状態で見せる
解決策は、機能の列挙ではなく、使ったあとにどうなるかという状態で見せます。読者が知りたいのは、仕様ではなく自分の業務がどう変わるかだからです。
たとえば「自動で在庫を同期する機能」という説明だけでは、読者は変化を描けません。「在庫の確認作業に追われなくなる」と状態で書くと、得られる結果が伝わります。
機能を書くときは、必ず「だから読者はどうなるか」を一言添えてください。機能と結果をセットで示すと、解決策の説得力が変わります。
3.4 行動の案内とフォーム項目の絞り方
行動の案内は、読者が次の一歩をためらわないように作ります。案内文とフォームは、迷いと手間をできるだけ減らすことが基本です。
行動の案内は、次の手順で整えます。
- ボタンの文言を、押した先で何が起きるかが分かる言葉にする
- フォームの入力項目を、目的の達成に必要な数まで減らす
- 入力の負担が大きい項目は、後の工程に回せないか見直す
入力項目が増えるほど離脱しやすくなる傾向は、一般的に知られています。ただし具体的な低下率は他社の調査によるため、ここでは断定しません。まずは「この項目は本当に今必要か」を1つずつ問い直してください。
ボタンの文言の決め方は、マイクロコピーの改善事例で詳しく扱っています。
4. LP構成に信頼の裏づけをどう載せるか

実績やお客様の声は、載せるだけでは信頼につながりません。何が書いてあるかで、判断材料になるかどうかが決まります。
ここでは信頼材料の中身と、掲載時の注意点を整理します。
4.1 LP構成の信頼材料は課題・理由・変化でそろう
お客様の声や事例が判断材料になるのは、3つの要素がそろったときです。導入前の課題、選んだ理由、変わったことの3点です。
信頼材料として機能させるために確認したい3点は、次のとおりです。
- 導入前にどんな課題を抱えていたか
- 数ある選択肢からなぜ自社を選んだか
- 導入後に何がどう変わったか
実際にお客様の声や事例を載せたページ163件を調べたところ、3つすべてがそろっていたのは65.6%でした(2026年9月時点・対象163ページ)。裏を返せば、3点をそろえるだけで、他社の声より判断材料になりやすくなります。
4.2 「よかったです」で終わらせないヒアリング
「よかったです」で終わる感想は、読者の判断材料になりません。良し悪しの印象だけでは、読者が自分に置き換えて考えられないからです。
先ほどの調査(2026年9月時点・対象163ページ)では、導入前の課題が書かれたページは82.2%、選んだ理由は80.4%、変わったことは90.8%でした。変化は多くのページが触れる一方、課題と理由は抜けやすい項目です。
対策は、声を集める段階で課題・理由・変化の3点を質問に組み込むことです。「導入前は何に困っていましたか」「決め手は何でしたか」と具体的に聞けば、読者が置き換えて読める声が集まります。
4.3 対価やSNS転載の声は関与を明示する
対価を払って書いてもらった声や、SNSから転載した声は、その旨を分かる形で書く必要があります。読者が「自発的な感想」と「依頼された感想」を見分けられるようにするためです。
お客様の声や事例のページ260件を調べると、PRや広告である旨の表記があったのは30.8%、SNS投稿からの転載だと分かる記述があったのは2.3%でした(2026年10月時点・対象260ページ)。多くのページで、関与の明示が追いついていない状況が見られます。
声の信頼性は、良い内容かどうかだけでなく、出どころが分かるかどうかでも判断されます。対価やSNS転載が関係するなら、短くてもその旨を添えておくほうが安全です。
4.4 口コミをLP構成に載せるときの景品表示法の注意点
口コミを載せるときは、景品表示法の観点にも注意が必要です。事業者が関与した口コミを、一般の感想のように見せる表示は問題になりうるとされています。ここでは違反かどうかの断定ではなく、取るべき行動として整理します。
トラブルを避けるために、掲載前に確認したい点は次のとおりです。
- 対価や依頼があった声は、その関与を明示する
- 自社で作成した文章を感想のように見せない
- 転載元や投稿者の許諾を確認する
- 誇張や断定になっていないか読み返す
法律の解釈そのものは専門家の判断に委ねる領域です。載せる側としては、関与があるなら隠さず明示するという行動を徹底すれば、読者にも説明がつきます。
5. サブスクWEB制作で見直すLP構成
ここまでの並べ方を自社だけで整理しきれない場合は、外部の支援を使う方法もあります。株式会社プロパゲートのサブスクWEB制作は、公開後の運用まで含めてLP構成を見直せるサービスです。
5.1 並び順に迷うLP構成に向いている場面
自社でLPを作ったものの、要素の並び順に自信が持てない場面は少なくありません。社内に専任の担当者がいないと、作り手本位の並びに気づけないまま公開してしまいがちです。
金曜の夕方に急な依頼が重なり、構成を練る時間が消えてしまう。気づけば、読者視点で並べ替える作業が後回しになる。こうした状況では、第三者の視点で並びを点検してもらうほうが早く進みます。
並べ方に迷う事業者や、自社だけで構成を整理しきれない事業者にとって、外部の支援は選択肢になります。サブスクWEB制作は、こうした並び順の見直しから対応します。
5.2 サブスクWEB制作の特徴
サブスクWEB制作は、月額制でホームページの制作から公開後の運用までを担うサービスです。作って終わりではなく、公開後の改善まで続けられる点が特徴です。
サブスクWEB制作の主な特徴は、次のとおりです。
- 月額制:初期の制作から運用まで一貫して対応
- 毎月の見直し:AI分析で公開後も改善を継続
- 問い合わせ窓口:LINEやメールで1営業日以内に対応
- 透明性:費用や支援範囲を事前に整理して説明
株式会社プロパゲートの支援実績は、累計8,017件に達しています(2026年8月末時点)。専任担当者を置きにくい事業者でも、構成の見直しから運用までを任せられます。
5.3 相談を検討するときの進め方
相談を検討するときは、費用や支援範囲を事前に確認することから始めると安心です。何にいくらかかり、どこまで対応するかが分かれば、社内でも判断しやすくなります。
サブスクWEB制作では、費用や支援範囲を事前に整理して説明する流れを取っています。まず現状のLPと課題を共有し、必要な支援の範囲をすり合わせてから進めます。
「何から相談すればよいか分からない」段階でも問題ありません。現状のLPを見せながら、気になる並び順の悩みを伝えるところから始められます。
6. LP構成の法則に関するよくある質問

LP構成の法則について、相談の場でよく挙がる疑問をまとめました。本文の要点を、判断に使える形で整理します。
6.1 LP構成はテンプレートをそのまま使ってよいですか?
テンプレートはそのまま流用せず、自社の商材と読者の認知度に合わせて調整してください。型はあくまで並びの目安で、どの商材にも同じ配分が当てはまるわけではありません。
調整のときに見直したい点は次のとおりです。
- 読者が商品をどこまで知っているか
- どの要素に字数を厚くするか
- 自社の言葉で悩みを書けているか
型の名前を覚えるより、読者の状態を起点に中身を入れ替えるほうが、成果につながります。
6.2 LPは何画面くらいの長さが適切ですか?
決まった正解の画面数はありません。適切な長さは、読者の迷いが消えるまでと考えてください。
商品を知らない読者には共感や問題提起に字数が要るため長くなりやすく、既に検討が進んだ読者には短くても足ります。画面数を先に決めるのではなく、必要な要素を並べた結果として長さが決まります。
まずは読者が最後まで迷わず読めるかを基準に、要素の過不足を見直すことをおすすめします。
6.3 LP構成の構成案は誰が作るべきですか?
構成案は、作り手本位にならず読者視点で考えられる人が作るべきです。社内の担当者でも外部でも、立場より「読者の迷いの順に並べられるか」が判断軸になります。
自社だけで作る場合は、会社が言いたい順に寄っていないかを第三者の目で点検すると安全です。客観視が難しいときは、外部の視点を借りる方法もあります。
肩書ではなく、読者が知りたい順に並べ替えられる視点を持っているかどうかが判断の分かれ目です。
7. まとめ:LP構成は読者の迷いが消える順に並べよう
LP構成で成果を分けるのは、読者の迷いが消える順に要素を並べられているかどうかです。今日から始められる見直しは、次の3つに絞れます。
- いまのLP構成の並びを、上から順に書き出す
- 会社の都合で置いている要素を外し、読者の迷いが消える順に並べ替える
- お客様の声のパートに、課題・理由・変化の3点を足す
まずは並びを書き出し、会社の都合で置いている要素を1つ外すところから始めてください。1か所の入れ替えでも、読者の読み進めやすさは変わります。
自社だけで並び順を整理しきれないときは、公開後の運用まで任せられるサブスクWEB制作に相談する方法もあります。
