ホームページで売上が伸びない原因と対策|CV率を上げる改善ポイント
- 友理 古川
- 2 日前
- 読了時間: 15分

目次
1. ホームページで売上が上がらない理由とは
1.1 よくある失敗パターン
1.2 集客と売上が直結しない理由
1.3 ユーザー導線の見落としが招く損失
2. 売上向上に必要なホームページの基本戦略
2.1 売上の3要素(集客×CV率×単価)を理解する
2.2 成果につながるターゲット設定と訴求軸
2.3 SEOとUXを両立させるページ構成の考え方
3. 今すぐ実践できるホームページ改善施策
3.1 ファーストビューとCTAの見直し
3.2 フォーム最適化と離脱防止の工夫
3.3 表示速度とモバイル対応の基本チェック
4. 継続的に売上を伸ばすための改善習慣
4.1 アクセス解析でユーザー行動を読み解く
4.2 定期的なコンテンツ更新とリライト戦略
4.3 ABテストでコンバージョン率を改善
5. 売上を上げるホームページへの投資とは
5.1 内製と外注、それぞれのメリットと注意点
5.2 売上に直結するWeb制作会社の見極め方
5.3 コストではなく「成果」で判断する視点
▶︎ホームページで売上が上がらない理由とは

よくある失敗パターン
多くの企業が「とりあえずホームページを作れば売上が上がる」と考えがちですが、これは大きな誤解です。
売上向上には“戦略的な設計”が不可欠であり、見た目や流行だけを重視したサイトでは成果につながりません。
よくある失敗としては、「商品やサービスの説明が抽象的」「お問い合わせボタンが目立たない」「スマホ表示が崩れている」など、ユーザー目線を欠いた構成が挙げられます。
また、アクセス解析をしないまま放置しているケースも多く、改善点が見えずじまいになります。
ホームページは“公開して終わり”ではなく、“育てていくもの”です。
作った時点で満足してしまうと、時間と費用をかけたにもかかわらず、売上には一切貢献しない存在になってしまいます。
特に中小企業や個人事業主においては、初期段階の設計ミスが長期的な機会損失につながるため、最初の段階から「成果を生む仕組み」を意識する必要があります。
集客と売上が直結しない理由
「アクセス数が増えれば売上も増える」と思われがちですが、集客と売上はイコールではありません。
実際には、多くの訪問者がサイトに来ても、問い合わせや購入につながらなければ売上は1円も上がらないのです。
よくある問題は、集客に力を入れても“成約までの導線”が整備されていないこと。
例えば、商品の魅力が十分に伝わっていなかったり、情報が分かりにくかったり、信頼感を得られないページ設計では、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
また、広告やSNSでアクセスを稼いでも、サイトの内容がターゲットとズレていれば意味がありません。
「誰に向けて、何をどう伝えるか」が明確でないと、売上にはつながらないのです。
本質的には、集客とは“入口”にすぎず、“中身”であるホームページの設計・構成・表現が売上を左右します。
だからこそ、アクセス数を追うだけでなく、「訪問者をどう動かすか」に目を向けることが重要です。
ユーザー導線の見落としが招く損失
売上につながらないホームページには、「ユーザー導線の不備」という共通点があります。
どれだけ魅力的なサービスや商品を掲載していても、ユーザーが“次に何をすればいいか”が分からなければ、行動には移してくれません。
例えば、「お問い合わせ」や「購入」へのボタンが目立たない、フォームまでのステップが多すぎる、ページ内に情報が散らばっていて目的地にたどり着けない、などが典型的な導線ミスです。
これにより、せっかく興味を持ってくれたユーザーが途中で離脱し、売上機会を逃してしまうのです。
また、導線が直感的でないと、ユーザーに「使いづらい」「分かりにくい」という印象を与え、企業への信頼感までも損なってしまいます。
ユーザーの視点に立った「シンプルで迷わせない構成」が、売上向上に直結します。
導線設計は、ページデザインやコンテンツ構成だけでなく、サイト全体の戦略とも密接に関わっています。
見落としがちなこの要素を丁寧に見直すことで、確実に売上への道筋が生まれます。
▶︎売上向上に必要なホームページの基本戦略

売上の3要素(集客×CV率×単価)を理解する
ホームページの売上は、「集客 × コンバージョン率(CV率) × 客単価」という3つの要素で構成されています。
どれか一つだけを強化しても、他が弱ければ売上は頭打ちになります。
そのため、バランスの取れた改善が不可欠です。
例えば、月間1,000アクセスがあり、CV率が1%、商品単価が1万円であれば、売上は「1,000 × 0.01 × 10,000 = 100,000円」です。
ここでCV率を2%に改善できれば、集客を増やさなくても売上は倍になります。
多くの企業が「集客」だけに注力しがちですが、本当の成果を出すには、CV率や単価にも目を向ける必要があります。
たとえば、購入への不安を解消するFAQの設置や、特典の提示、アップセル・クロスセルの導入などでCV率や単価を引き上げる工夫が可能です。
売上を伸ばすには、まずこの3要素を「見える化」することが第一歩です。
そして、どこがボトルネックになっているかを正しく把握し、的確に改善を進めていくことが求められます。
成果につながるターゲット設定と訴求軸
ホームページで売上を上げるためには、「誰に、何を、どう伝えるか」が明確でなければなりません。
つまり、ターゲットの設定と訴求軸の明確化が成果を左右する鍵となります。
よくある失敗は、誰にでも当てはまるような抽象的な表現ばかりで、結果的に誰にも刺さらないというパターンです。
例えば、「安心・高品質・実績多数」といった表現はよく見かけますが、それだけでは差別化になりません。
ターゲット設定とは、年齢・性別・職業・悩み・行動パターンなどを具体的に想定することです。
それにより、「このページは自分のためのものだ」と感じさせる設計が可能になります。
たとえば、「忙しい中小企業の経営者に向けた、更新不要の定額ホームページ」といった具合です。
また、訴求軸も「価格」「スピード」「信頼性」など、何を強みとして押し出すかを一貫させることで、ユーザーの心に響きやすくなります。
ターゲットと訴求がブレていると、CV率が大きく下がる原因になります。
しっかりと設計されたメッセージは、限られたアクセスから最大の成果を引き出す力を持っています。
SEOとUXを両立させるページ構成の考え方
売上を伸ばすホームページには、「検索される仕組み(SEO)」と「使いやすさ(UX)」の両立が不可欠です。
どちらか一方に偏ると、アクセス数はあっても離脱率が高くなったり、逆に見込み客に見つけてもらえなかったりするためです。
SEOでは、キーワードの選定・タイトルや見出しの最適化・内部リンクの構造などが重要です。
しかし、検索上位を狙うだけでは、売上にはつながりません。
ページに訪れたユーザーが「読みやすい」「理解しやすい」「行動しやすい」と感じられる体験設計がなければ、成果は出ないのです。
たとえば、1ページ内に情報が詰め込まれすぎていたり、スマホでの読みづらさがあったりすると、CV率は下がります。
「SEO対策で集客 → UXでCVに導く」この流れが最も効果的です。
Googleもユーザー体験を重視するアルゴリズムにシフトしており、SEOとUXのバランスは今後さらに重要になります。
テクニカルな施策だけでなく、「人の行動」を基準にした設計が売上向上の鍵を握っています。
▶︎今すぐ実践できるホームページ改善施策

ファーストビューとCTAの見直し
ホームページでユーザーが最初に目にする「ファーストビュー」は、売上に直結する最も重要な領域です。
ここでユーザーの心をつかめなければ、数秒で離脱されてしまうことも珍しくありません。
訪問者が「自分に関係のあるサイトだ」と瞬時に理解できる構成が求められます。
よくある失敗は、ファーストビューに企業の理念や抽象的なキャッチコピーだけを掲載してしまうこと。
売上を上げるためには、「誰に」「何を」「どう提供するか」が視覚的にわかるレイアウトが必要です。
また、CTA(コールトゥアクション)の位置やデザインも、ユーザーの行動を左右します。
CTAがスクロールしないと見えない場所にあったり、目立たない色や文言だったりすると、CV率は大きく低下します。
ファーストビューには、共感・信頼・具体性の3要素が必要です。
それを支えるのが、写真や実績、キャッチコピー、そして効果的なCTA配置です。
見直すだけで、離脱率が下がり、成約率が大幅に改善される可能性があります。
フォーム最適化と離脱防止の工夫
ユーザーが商品やサービスに興味を持っても、問い合わせフォームや購入ページで離脱してしまえば、売上にはつながりません。
そのため、フォームの最適化はCV率向上のために極めて重要な施策です。
よく見られる問題点は、「入力項目が多すぎる」「必須項目がわかりにくい」「スマホでの操作性が悪い」など、ユーザーにとってストレスの多い設計です。
たった1項目追加されているだけで、離脱率が大きく上がるというデータもあります。
フォームは「いかに迷わせず、短時間で入力完了できるか」がカギになります。
項目を必要最低限に絞り、入力補助(例:郵便番号自動入力、カレンダー選択など)を取り入れることで、完了率を高めることができます。
さらに、「送信後の完了画面の工夫」や、「途中離脱を防ぐポップアップ」「再訪時の入力内容の保存」など、一歩先のUX改善が売上向上に直結します。
フォームは“最後の関門”であり、“一番の落とし穴”でもあります。
改善を怠ると、せっかくの集客努力が無駄になってしまうのです。
表示速度とモバイル対応の基本チェック
ユーザーは、表示に時間がかかるページに対して非常にシビアです。
表示速度が1秒遅くなるだけで、離脱率は大幅に上昇するというデータもあり、ページ表示の速さは売上に直結する重要な要素です。
特にスマートフォンユーザーが主流となった現在では、モバイル環境での快適な閲覧体験が不可欠です。
画像が大きすぎる、レイアウトが崩れている、文字が小さくて読みにくいなどの問題があれば、それだけで信頼を失い、購入や問い合わせのチャンスを逃してしまいます。
ページ速度改善には、画像の圧縮、不要なスクリプトの削除、キャッシュの活用などが効果的です。
また、GoogleのPageSpeed Insightsなどのツールを使えば、具体的な改善点が見える化され、対応しやすくなります。
モバイル対応は“レスポンシブデザイン”が基本ですが、それだけでは不十分な場合もあります。
実際にスマホで操作してみて、ボタンの押しやすさや読みやすさを確認することが重要です。
スピードと操作性は、ユーザーの第一印象を決定づける要素です。
この基本を押さえるだけで、コンバージョン率の底上げが期待できます。
▶︎継続的に売上を伸ばすための改善習慣

アクセス解析でユーザー行動を読み解く
ホームページの売上を継続的に伸ばすためには、「現状を正しく把握すること」から始まります。
そのために不可欠なのが、アクセス解析の活用です。
特にGoogleアナリティクスやヒートマップツールは、ユーザーの行動を可視化する強力な武器になります。
たとえば、「どのページで離脱しているのか」「よく読まれているコンテンツはどれか」「どの導線がクリックされていないか」など、定量的なデータから改善点が浮かび上がってきます。
重要なのは、データを“集める”だけでなく、“読み解いて活用する”ことです。
直帰率が高いページは見直しが必要ですし、滞在時間が長いページは、売上に貢献できる可能性があります。
ヒートマップを使えば、ユーザーがどこまでスクロールしているか、どこをクリックしているかが一目で分かります。
直感的な視覚情報は、改善の優先順位を判断するうえで非常に有効です。
データに基づく改善は、感覚に頼った施策よりも効果が高く、再現性があります。
継続的に売上を伸ばすためには、数字を味方につける姿勢が欠かせません。
定期的なコンテンツ更新とリライト戦略
ホームページは公開して終わりではなく、定期的なコンテンツ更新とリライトが売上向上のカギとなります。
古い情報のままでは検索順位が落ちるだけでなく、ユーザーからの信頼も低下してしまいます。
特にブログやサービス紹介ページなどの情報コンテンツは、検索ニーズや市場動向に合わせて内容を見直すことが重要です。
タイトルの変更、情報の追加、見出し構成の修正など、細かな調整がSEO効果を高めます。
また、アクセスの多いページでも、CV率が低ければ売上には結びつきません。
そのようなページに対しては、導線の見直しやCTAの改善、内容の再構築といった“成果に直結する”リライトを行うことで、反応が大きく変わります。
Googleは「情報の鮮度」と「ユーザーの満足度」を重視しており、更新頻度の高いサイトは評価されやすくなっています。
結果として検索順位が上がり、安定した集客につながります。
コンテンツの質と鮮度を保ち続けることで、ホームページは“成長する営業ツール”へと進化します。
この積み重ねが、長期的な売上向上につながるのです。
ABテストでコンバージョン率を改善
コンバージョン率(CVR)を高めるためには、「何が成果につながるのか」を検証する姿勢が不可欠です。
そのための代表的な手法がABテストです。
ABテストとは、2つのパターンを同時に出し分けて、どちらがより高い成果を生むかを比較する方法です。
たとえば、CTAの文言を「無料で相談する」と「今すぐ相談する」で比較したり、ボタンの色を変えたりするだけでも、CVRが大きく変わることがあります。
一見些細に思える要素が、ユーザーの行動に強く影響するのです。
重要なのは、一度で完璧を目指すのではなく、「仮説 → 実行 → 検証 → 改善」のサイクルを繰り返すこと。
この地道なプロセスこそが、ホームページを売れる媒体へと育てる土台になります。
また、アクセス数が少ない場合でも、CTAの位置や表現、ファーストビューなど効果が出やすいポイントから試していくことで、少ないトラフィックでも有効な検証が可能です。
ABテストは“感覚”ではなく“数字”で判断できる点が最大の強み。
最小限の修正で最大の効果を引き出す、効率的な改善方法と言えます。
▶︎売上を上げるホームページへの投資とは

内製と外注、それぞれのメリットと注意点
ホームページを売上につなげるには、「誰がどのように作るか」という制作体制も重要な要素です。
近年はノーコードツールやテンプレートの普及により、内製(自社制作)も選択肢として現実的になってきました。
しかし、目的やスキルに応じて、外注との使い分けが必要です。
内製のメリットは、コストを抑えやすく、スピーディに更新できる点。
社内でノウハウが蓄積されやすく、細かな調整も柔軟に行えます。
ただし、デザイン・SEO・ライティング・分析など多岐にわたるスキルが必要で、結果が出るまでに時間がかかるケースもあります。
一方、外注は専門的な知識や実績を活かし、成果を出しやすい設計が可能です。
特に売上を重視した戦略的なサイト構築には、経験値の高い制作会社のノウハウが大きな武器となります。
注意すべきは、「費用」だけで判断してしまうこと。
安さを優先して外注した結果、機能や設計が不十分で、逆に成果が出ないこともあります。
内製と外注の選択は「何を重視するか」によって変わります。
費用対効果と目的の明確化が、正しい判断を後押しします。
売上に直結するWeb制作会社の見極め方
ホームページ制作を外部に依頼する際、「どの制作会社に任せるか」は、売上を左右する極めて重要な選択です。
単にデザインが美しいだけでなく、売上向上につながる戦略的な設計力を持ったパートナーを選ぶ必要があります。
見極めのポイントは大きく3つあります。
1つ目は、「成果志向であるかどうか」。
単なる制作ではなく、集客やコンバージョン改善を見据えた提案があるかが重要です。
2つ目は、「業種理解の深さ」。
自社のビジネスモデルや顧客心理を理解し、それに合った構成を組んでくれるかが問われます。
3つ目は、「運用支援まで対応しているか」。
公開後の改善提案やアクセス解析のサポートがある会社は、長期的な成果につながりやすいです。
見た目の印象や制作実績だけで判断せず、商談時に「どうやって売上を上げていくか」を具体的に語れるかをチェックしましょう。
また、ヒアリングや提案資料の中に「ユーザー目線」が含まれているかも見極めポイントです。
成果に直結するWeb制作会社は、デザインよりも“目的”にフォーカスしています。
コストではなく「成果」で判断する視点
ホームページ制作や改善にかかる費用を「コスト」と捉えるか、「投資」と捉えるかで、その後の成果は大きく変わります。
大切なのは、“安く作る”ことではなく、“売上に貢献する価値を得る”ことです。
仮に制作費が30万円でも、月に5万円の売上増加が見込めれば、半年で元が取れ、それ以降は利益が積み上がっていきます。
一方で、初期費用が安くても成果が出ないホームページは、機会損失という“見えない損”を生み出します。
判断基準としては、制作会社の提案が「デザイン中心」か「売上視点」かを見極めることが重要です。
コンバージョン導線、SEO設計、運用のしやすさなど、成果に結びつく仕組みが組み込まれているかが本質的な価値となります。
また、運用型の月額制サービスなどを活用すれば、初期コストを抑えながら改善を継続する体制も可能です。
売上向上を目的とするなら、金額の大小より“成果が出るかどうか”で判断するべきです。
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