
成果報酬型の集客支援やマーケティング外注を検討していても、自社に合う支援内容をどう選べばよいか迷う方は多いのではないでしょうか。
この記事では、WEB集客のKPI設定手順・改善方法について、外注時の考え方、費用感、成果につなげるための確認ポイントを整理します。
マーケティング施策は、依頼範囲と成果指標を明確にしたうえで、自社に合う支援先を選ぶことが大切です。
この記事を読めば、外部支援を活用する前に整理すべきことや、成果につながる依頼方法が分かります。
Web集客やマーケティング支援の外注を検討している方は参考にしてください。
▶︎WEB集客におけるKPI設定の重要性

KPIとは何か
KPI(Key Performance Indicator)とは、重要業績評価指標のことで、目標達成度を測るための指標を指します。
WEB集客においては、サイト訪問者数やコンバージョン率(CVR)など、成果を数値化できる指標が用いられます。
例えば、「月間の新規問い合わせ数を50件に増やす」という目標を設定した場合、その進捗を確認するために、「問い合わせフォームの送信数」や「サイト訪問者数」などのKPIを設定します。
KPIを明確にすることで、チーム全体が共通の目標を意識しながら施策を実施できるようになります。
また、定期的にKPIを分析することで、施策の成果を評価し、改善点を見つけることが可能です。
KPIとKGI、KSFの関係性
KPIを正しく理解するためには、KGI(Key Goal Indicator)やKSF(Key Success Factor)との関係を把握することが重要です。
KGI(重要目標達成指標) は、最終的に達成すべきゴールを数値化したものです。
例えば、「年間売上1億円達成」や「月間100件の問い合わせ獲得」などがKGIに該当します。
広告運用代行については、以下の記事でも詳しく解説しています。
参考記事:広告運用代行の選び方
▶︎効果的なKPI設定の手順

現状分析と目標設定
効果的なKPIを設定するには、現状を正確に把握し、適切な目標を定めることが重要です。
現状分析と目標設定の流れは、以下の3ステップで進めます。
① 現状のデータを収集する
まず、GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどのツールを活用し、現在のアクセス数やコンバージョン率を把握します。
例えば、月間の訪問者数(PV)が5,000件、問い合わせ数が50件の場合、CVR(コンバージョン率)は1%となります。
② 課題を特定し、改善ポイントを明確にする
現状データを分析し、ボトルネックを特定します。
例えば、「直帰率が高い」「特定の流入経路からのCVRが低い」などの課題が見つかったら、具体的な改善策を考えます。
③ 目標(KGI)を設定し、それに基づいてKPIを決める
目標は、売上や問い合わせ件数などのKGIとして設定します。
その上で、KPIとして「月間PVを10,000件に増やす」「LPのCVRを2%に向上させる」などの具体的な数値を決めます。
このように、現状分析をしっかり行い、明確な目標を設定することが、KPI設定の第一歩となります。
主要なKPI項目の選定
KPIを適切に設定するためには、目的に応じた適切な指標を選定することが重要です。
WEB集客では、主に以下の3つのカテゴリーのKPIが活用されます。
① トラフィック系のKPI(訪問者数を測る指標)
PV(ページビュー数):サイト内のページが閲覧された回数
UU(ユニークユーザー数):特定の期間内にサイトを訪れたユーザーの数
セッション数:ユーザーがサイトを訪問した回数(離脱するまでの一連の行動)
② エンゲージメント系のKPI(ユーザーの関心度を測る指標)
直帰率:1ページだけ見て離脱したユーザーの割合
平均滞在時間:ユーザーがサイト内に滞在している時間
回遊率:1訪問あたりに閲覧されたページ数
③ コンバージョン系のKPI(成果を測る指標)
CV(コンバージョン数):問い合わせや購入などの目標達成回数
CVR(コンバージョン率):訪問者のうち何%がCVに至ったか
CPA(顧客獲得単価):1件のCVを獲得するためにかかった広告費
これらのKPIを適切に組み合わせることで、施策の効果を正確に把握し、改善につなげることができます。
SMARTの法則による目標設定
KPIを適切に設定するためには、SMARTの法則を活用するのが効果的です。SMARTとは、目標を設定する際に重要な5つの要素の頭文字を取ったものです。
① Specific(具体的である)
「問い合わせを増やす」ではなく、「月間の問い合わせ件数を50件にする」と具体的な数値を入れることで、目標が明確になります。
② Measurable(測定可能である)
数値で成果を測れるKPIを設定することが重要です。
例えば、「サイト訪問者数を増やす」よりも、「PVを月5,000件から10,000件に増やす」の方が進捗を追いやすくなります。
③ Achievable(達成可能である)
現状のデータをもとに、無理のない範囲で達成可能なKPIを設定することが大切です。
例えば、現在のCVRが1%の場合、短期間で10%にするのは非現実的ですが、1.5%への改善なら可能性が高まります。
④ Relevant(事業目標に関連している)
KPIは、最終的なKGI(売上や利益向上など)に結びつくものを設定する必要があります。
例えば、「SNSのフォロワー数を増やす」だけでなく、「SNS経由の問い合わせ数を増やす」ことを目標にする方が有効です。
⑤ Time-bound(期限が決まっている)
「半年以内にCVRを1.5%向上させる」など、明確な期限を設けることで、施策の進捗を管理しやすくなります。
SMARTの法則を意識することで、効果的なKPI設定が可能になります。
▶︎WEB集客における主要なKPI指標

トラフィック指標(PV、UU、セッション数)
WEB集客の成果を測るために、まず重要なのがトラフィック指標です。
トラフィック指標を適切に分析することで、サイトの集客状況やユーザーの動向を把握できます。
主な指標は以下の3つです。
① PV(ページビュー数)
PVとは、サイト内で表示されたページの合計数を指します。
PVが多いほど、多くのページが閲覧されていることを示します。
ただし、PVだけではユーザーの質は測れないため、直帰率や滞在時間とあわせて分析することが重要です。
② UU(ユニークユーザー数)
UUとは、特定の期間内にサイトを訪問した「重複しない」ユーザーの数です。
例えば、同じユーザーが1日に5回サイトを訪れた場合、PVは5になりますが、UUは1としてカウントされます。
新規ユーザーの流入状況を把握する際に役立つ指標です。
③ セッション数
セッションとは、ユーザーがサイトを訪問し、離脱するまでの一連の行動を指します。
例えば、1人のユーザーが午前と午後にそれぞれサイトを訪れた場合、セッション数は2になります。
セッション数が増えるほど、ユーザーの訪問頻度が高いことを示します。
これらのトラフィック指標を定期的に分析し、どの施策が集客に貢献しているかを把握することが重要です。
エンゲージメント指標(直帰率、回遊率、平均滞在時間)
WEB集客では、訪問者がどれだけサイトに興味を持ち、どのように行動しているかを把握することが重要です。
これを測る指標がエンゲージメント指標であり、主に以下の3つが活用されます。
① 直帰率
直帰率とは、ユーザーがサイト内の1ページだけを閲覧して離脱した割合です。
例えば、ブログ記事を読んだだけで他のページに移動せず離脱した場合、そのセッションは直帰と見なされます。
直帰率が高い場合、ページの内容や導線に問題がある可能性があります。
② 回遊率
回遊率とは、ユーザーが1回の訪問(セッション)で何ページ閲覧したかを示す指標です。
回遊率が高いほど、ユーザーがサイト内のコンテンツに興味を持ち、複数のページを閲覧していることを意味します。
回遊率を向上させるためには、関連コンテンツの内部リンクを強化することが効果的です。
③ 平均滞在時間
平均滞在時間は、ユーザーが1セッションあたりどれくらいサイトに留まっていたかを示します。
例えば、ブログ記事の滞在時間が30秒程度だと、ユーザーが内容を十分に読まずに離脱している可能性があります。
滞在時間を延ばすためには、コンテンツの質を向上させるとともに、視覚的な工夫(画像や動画の活用)も有効です。
これらの指標を分析し、ユーザーの行動に合わせて改善施策を行うことが、WEB集客の成功につながります。
コンバージョン指標(CV数、CVR、CPA)
WEB集客の最終的な目的は、問い合わせや購入といったコンバージョン(CV)を獲得することです。
これを正しく評価するために、以下の3つの指標が活用されます。
① CV(コンバージョン数)
CVとは、ユーザーがサイト上で特定のアクションを完了した回数を指します。
例えば、「問い合わせフォームの送信」「資料請求」「商品の購入」などが該当します。
CVの増加は、集客施策が成果を上げている証拠となります。
② CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率)とは、訪問者のうち何%がCVに至ったかを示す指標です。
計算式は以下の通りです。
CVR(%)=(CV数 ÷ 訪問者数)× 100
例えば、1000人がサイトを訪れ、10人が問い合わせをした場合、CVRは1%となります。
CVRが低い場合は、フォームの使いやすさやコンテンツの訴求力を見直す必要があります。
③ CPA(顧客獲得単価)
CPA(Cost Per Acquisition)は、1件のコンバージョンを獲得するためにかかったコストを示す指標です。
CPA = 広告費 ÷ CV数
例えば、10万円の広告費をかけて50件のCVを獲得した場合、CPAは2,000円となります。
CPAが高すぎる場合は、広告のターゲティングやランディングページの改善が必要です。
これらのコンバージョン指標を適切に分析し、改善施策を講じることで、より効果的なWEB集客が可能になります。
▼月額集客予算100万円未満の方におすすめ

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SNS広告については、以下の記事でも詳しく解説しています。
参考記事:SNS広告の活用方法
▶︎KPI達成のための施策と分析方法

データ解析ツールの活用
KPIを適切に管理し、改善施策を行うためには、データ解析ツールを活用することが不可欠です。
主に使用されるツールを3つ紹介します。
① Googleアナリティクス(GA4)
Googleアナリティクスは、サイト訪問者の行動を詳細に分析できる無料ツールです。
以下のようなデータを取得できます。
訪問者数(UU)、ページビュー数(PV)、セッション数
流入経路(オーガニック検索、SNS、広告など)
コンバージョン数(CV)や直帰率など
特に、KPIの進捗を測るためにカスタムレポートを作成することで、効果的な分析が可能になります。
② Googleサーチコンソール(GSC)
Googleサーチコンソールは、検索エンジンでの表示状況やクリック数を把握するためのツールです。
検索クエリ(どんなキーワードで流入したか)
表示回数とクリック率(CTR)
ページのインデックス状況やSEO上の問題点
SEOを強化し、検索流入を増やすために不可欠なツールです。
③ ヒートマップツール
ヒートマップツールを使うと、ユーザーがサイト内でどの部分をクリックし、どこで離脱しているかを視覚的に分析できます。
例えば、「ページの途中で離脱が多い」場合は、コンテンツの改善が必要です。
代表的なツールには「Mouseflow」「Crazy Egg」「UserHeat」などがあります。
これらのツールを活用し、KPIのデータを正確に把握することで、より効果的な改善施策を実行できます。
PDCAサイクルの実践
WEB集客において、KPIを設定するだけでなく、継続的に改善を行うことが重要です。
そのために活用されるのがPDCAサイクルです。
PDCAは「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)」の4ステップで構成されます。
① Plan(計画):KPIに基づいた戦略立案
最初に、設定したKPIを達成するための施策を計画します。
例えば、「CVRを1.5%に向上させる」というKPIに対し、「問い合わせフォームの改善」や「LPのデザイン変更」といった具体的な施策を決定します。
② Do(実行):施策の実施
計画した施策を実際に実行します。
広告運用ならターゲティングの見直し、SEOならコンテンツの追加など、具体的なアクションを行います。
③ Check(評価):データ分析
施策の結果を、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどのツールを使って評価します。
例えば、「フォーム改善後に直帰率が下がったか」「新しいLPでCV数が増えたか」など、KPIに沿って成果を確認します。
④ Action(改善):最適化の実施
評価結果をもとに、成功した施策は継続し、効果が低かった施策は改善します。
例えば、「CTAボタンの位置を変更したが効果がなかった」場合、別のデザインやコピーを試すといった対応を行います。
このPDCAサイクルを定期的に回すことで、KPIを改善しながらWEB集客の効果を最大化できます。
改善施策の立案と実行
KPIを達成するためには、定期的にデータを分析し、効果的な改善施策を立案・実行することが不可欠です。
改善施策を考える際は、以下の3つのステップを意識しましょう。
① ボトルネックの特定
Googleアナリティクスやヒートマップツールを活用し、ユーザーの行動を分析します。
例えば、以下のような課題が見つかることがあります。
訪問者数は多いが、コンバージョン率(CVR)が低い → 訴求力不足の可能性
直帰率が高い → コンテンツが期待とズレている、または導線が悪い
フォームの入力完了率が低い → 項目が多すぎる、または使いにくい
② 具体的な改善施策の立案
特定した課題に対して、以下のような具体的な改善策を検討します。
CVR向上 → ランディングページ(LP)のCTAを変更、フォームの入力項目を削減
直帰率改善 → 記事の冒頭に結論を記載、視覚的に見やすいデザインへ変更
流入数増加 → SEO強化(タイトルの最適化、内部リンクの見直し)
③ 施策の実行と効果検証
改善施策を実行したら、A/Bテストを行い、どの施策が有効かを比較します。
例えば、新しいCTAボタンの色や文言を変更し、CVRが向上するかをチェックします。
施策ごとにデータを記録し、最も効果の高い手法を継続することが重要です。
このように、データをもとに改善策を立案し、実行と検証を繰り返すことで、KPIの達成率を高めることができます。
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▶︎まとめ

KPI設定のポイントの再確認
KPIを効果的に活用するためには、適切な指標を選び、継続的に見直すことが重要です。
ここでは、KPI設定のポイントを再確認します。
① 目的に合ったKPIを設定する
KPIは、最終的な目標(KGI)と関連性のあるものを選ぶ必要があります。
例えば、「売上向上」が目的なら、「CVRの向上」や「CPAの最適化」などが適切なKPIとなります。
② SMARTの法則を活用する
KPIは、具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、関連性がある(Relevant)、期限が決まっている(Time-bound) というSMARTの法則に沿って設定することで、実現可能な目標になります。
③ 定期的に見直し、改善を行う
KPIは一度決めたら終わりではなく、PDCAサイクルを回しながら定期的に見直すことが重要です。
例えば、流入数は増えたがCVRが低下している場合、コンテンツの質を改善する必要があります。
④ ツールを活用し、データに基づいた意思決定を行う
Googleアナリティクスやヒートマップツールを使い、KPIの進捗を数値で可視化することで、改善施策を効果的に実施できます。
KPIの設定が適切であれば、WEB集客の成果を最大化することが可能になります。
継続的な改善の重要性
WEB集客において、一度KPIを設定しただけでは長期的な成功を収めることは難しいです。
市場環境やユーザーの行動は常に変化するため、継続的な改善が不可欠となります。
① データを定期的にチェックし、変化を捉える
Googleアナリティクスやサーチコンソールを活用し、トラフィックやコンバージョン率の推移を確認します。
例えば、「特定の流入元からのCVRが下がっている」といった変化に早く気づくことで、適切な対応が可能になります。
② ユーザー行動を分析し、改善点を特定する
ヒートマップツールやA/Bテストを用いて、どのコンテンツが効果的か、どこで離脱が発生しているかを分析します。
例えば、CTAボタンの色や配置を変更するだけでCVRが向上するケースもあります。
③ 施策の効果を検証し、最適化を続ける
施策を実行した後は、本当に成果が出ているのかを検証し、必要に応じて調整を行います。
例えば、広告のターゲティングを変更した結果、CPA(顧客獲得単価)が適正になったかどうかを確認します。
④ 競合分析を行い、最新のトレンドを取り入れる
競合サイトの動向を調査し、成功している施策を参考にするのも有効です。
例えば、「競合が動画コンテンツを増やして成果を上げている」場合、自社でも動画を活用することで集客効果を高められるかもしれません。
このように、定期的なデータ分析と施策の改善を続けることで、KPIを達成しやすくなり、WEB集客の成果を最大化することが可能になります。
成功事例から学ぶ効果的なKPI運用
WEB集客において、KPIを適切に設定し、改善を繰り返すことで大きな成果を得ることができます。
ここでは、実際にKPI運用が成功した事例をもとに、効果的な運用方法を紹介します。
① SEO対策でCV数を2倍にした事例
ある企業では、オウンドメディアを運用していましたが、問い合わせ数が伸び悩んでいました。
そこでKPIとして「検索流入の増加」と「CVR向上」を設定し、以下の改善を行いました。
検索ボリュームの高いキーワードを狙った記事を作成
記事内にCTAボタンを追加し、問い合わせページへの導線を改善
直帰率が高いページのコンテンツを最適化
結果として、検索流入が1.5倍、CV数は2倍に増加しました。
② LP(ランディングページ)改善でCVRを向上
別の事例では、広告からの流入は多いものの、CVRが低く成果が出ていませんでした。
そこで、以下のようなKPIを設定し、改善を実施しました。
KPI:「LPのCVRを2%→4%に向上させる」
改善策:ファーストビューのデザイン変更、CTAボタンの色や文言の最適化
結果:LPのCVRが4.5%に向上し、広告費対効果(ROAS)が改善
③ SNS運用で新規リード獲得を強化
SNSを活用してリード獲得を狙った企業では、以下のKPIを設定しました。
KPI:「フォロワー数を1万人に増やす」「SNS経由のCVを月50件にする」
施策:インフルエンサーとのコラボ、ターゲット層に刺さる投稿の作成
結果:フォロワー数が増加し、SNS経由の問い合わせが大幅に増加
これらの事例に共通するポイントは、適切なKPIを設定し、データをもとに改善を繰り返したことです。
KPI運用を継続的に最適化することで、WEB集客の成功確率を高めることができます。
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