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ホームページSSL設定の基礎とSEO対策|安全なサイト運営術

  • 執筆者の写真: 友理 古川
    友理 古川
  • 2 時間前
  • 読了時間: 12分

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目次

1. ホームページのSSLとは?

1.1 SSLの基本とHTTPSとの違い

1.2 SSLが必要な理由(セキュリティと信頼)

1.3 SEOへの影響とGoogleの評価

2. SSL設定のメリット

2.1 通信の暗号化と個人情報保護

2.2 サイト表示の安全性とユーザー信頼

2.3 検索順位へのポジティブな効果

3. SSL設定の準備

3.1 サーバーのSSL対応確認方法

3.2 SSL証明書の種類と選び方

3.3 設定前のバックアップの重要性

4. SSL設定の手順(初心者向け)

4.1 SSL証明書の取得とインストール

4.2 HTTPS化とリダイレクトの設定

4.3 設定後の表示確認とテスト

5. トラブルと保守のポイント

5.1 混在コンテンツの解消方法

5.2 鍵マークが表示されない原因

5.3 証明書の更新と期限切れ対策



▶︎ホームページのSSLとは?

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SSLの基本とHTTPSとの違い

SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上の通信を暗号化し、第三者による盗聴や改ざんを防ぐ技術です。

現在では、その後継であるTLS(Transport Layer Security)が使われていますが、一般的には「SSL」と呼ばれています。


SSLが設定されたホームページは、URLが「http://」から「https://」に変わり、ブラウザには鍵マークが表示されます。

この「s」が付いた「HTTPS」は、通信内容が暗号化されていることを意味します。


一方、SSLの設定がない「HTTP」のままでは、ユーザーが送信する情報(氏名・メールアドレス・パスワードなど)が暗号化されず、そのまま通信されてしまいます。

特に、フォームを使ったやり取りがあるホームページではSSLは必須といえるでしょう。


SSLを導入することで、ユーザーに安心感を与えると同時に、サイト全体の信頼性と安全性が高まります。


SSLが必要な理由(セキュリティと信頼)

SSLを設定する最大の目的は、ユーザーの情報を安全に守ることです。


ホームページでは、問い合わせフォームやログイン機能などを通じて、個人情報が送信される場面が多くあります。SSLを導入すれば、こうしたデータは暗号化され、第三者に盗み見られたり改ざんされたりするリスクを大幅に減らせます。


また、SSLはユーザーに対して「このサイトは安全である」という信頼感を与える重要な役割も担っています。

最近では、主要ブラウザがSSL未対応のサイトに対して「保護されていない通信」と警告を表示するようになっています。

これにより、SSLを設定していないサイトはユーザーから不安視され、離脱される可能性が高まります。


セキュリティ対策としてだけでなく、訪問者との信頼関係を築くためにも、SSL設定はもはや欠かせないものとなっています。


SEOへの影響とGoogleの評価

SSLの設定は、Googleの検索順位に直接影響する要素の一つです。

Googleは2014年に、SSL対応済みのサイトを検索ランキングで優遇すると発表しており、HTTPS化されたページは、同じ条件のHTTPサイトに比べて上位表示されやすい傾向にあります。


また、検索エンジンはユーザーの安全性を非常に重視しており、SSL未対応のページには警告を表示したり、インデックスを控えるケースもあります。

これにより、訪問者の流入が減少し、結果的に集客力が低下する恐れがあります。


SEO対策においては、コンテンツやモバイル対応などと並んで、SSLの有無も基本的な評価基準となっています。

特に企業や店舗の公式サイトであれば、ユーザーからの信頼を得るためにもHTTPS化は必須です。


検索エンジンに評価される安全なサイト作りの第一歩が、SSLの導入と言えるでしょう。



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▶︎SSL設定のメリット

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通信の暗号化と個人情報保護

SSLを導入する最大のメリットは、インターネット上の通信を暗号化できることです。

これにより、ホームページを通じて送受信される情報が第三者に盗み見られるリスクを大幅に低減できます。

特に、問い合わせフォームや会員登録、ログイン機能などで扱う「名前・メールアドレス・住所・パスワード」といった個人情報の保護は重要です。


暗号化された通信では、送信されたデータが仮に傍受されたとしても、内容は読み取れず、悪用される心配がありません。

これは、顧客との信頼関係を築くうえで欠かせない要素です。


また、SSLを利用することで、企業や事業者としてのセキュリティ意識の高さを示すことができ、「このサイトは安心して使える」という印象をユーザーに与える効果もあります。


個人情報を扱うすべてのホームページにおいて、SSLは今や標準装備といえるでしょう。


サイト表示の安全性とユーザー信頼

SSLを導入することで、ホームページの安全性が目に見える形でユーザーに伝わります。

具体的には、URLの先頭が「https://」となり、ブラウザのアドレスバーに「鍵マーク(🔒)」が表示されることで、訪問者に「このサイトは安全です」と視覚的にアピールできます。


逆にSSLが未設定のホームページは、「保護されていない通信」と表示されることがあり、ユーザーに不安を与える原因となります。

特に、初めて訪れるサイトや個人情報の入力が求められるページでは、このような警告が表示されるだけで、利用を控える人も少なくありません。


現代のインターネット利用者はセキュリティへの意識が高まっており、安心できる見た目や信頼性が、離脱率やコンバージョン率に大きく影響します。

ユーザーに信頼されるサイトを目指すなら、SSLによる安全な表示は欠かせない要素です。


検索順位へのポジティブな効果

SSLの導入は、SEO対策としても効果的です。

Googleは、SSL(HTTPS)をランキングシグナルの一つとして正式に取り入れており、SSLに対応したホームページは、そうでないページよりも検索結果で優遇されやすくなります。


これは、「ユーザーの安全を最優先に考える」というGoogleの方針によるものであり、実際に同じ内容のページであっても、SSLを設定しているだけで上位表示されるケースもあります。

また、SSL化されたサイトはGoogle Search Consoleでもエラーが出にくく、サイト全体の健全性が保たれる傾向にあります。


つまり、SSLはセキュリティ向上だけでなく、検索エンジンからの評価にも直結する重要な施策です。

競合サイトとの差別化を図り、より多くのユーザーに見つけてもらうためには、SSLの導入は欠かせません。



▶︎SSL設定の準備

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サーバーのSSL対応確認方法

SSLを設定する前に、利用中のサーバーがSSLに対応しているかを確認する必要があります。

多くのレンタルサーバーでは、無料SSL(Let’s Encrypt)や有料SSLのオプションを提供しており、コントロールパネルから簡単に導入できる場合が増えています。


確認方法としては、まず契約しているサーバーの管理画面(例:cPanel、Plesk、各社独自の管理画面)にログインし、「SSL設定」や「セキュリティ」関連の項目があるかをチェックします。

そこに「無料SSLの有効化」「独自SSLのインストール」といった項目があれば、対応していると判断できます。


また、ドメイン単位でSSLを設定できるかも重要なポイントです。

一部のサーバーでは、サブドメインごとに個別の設定が必要な場合があります。


SSLが利用できないサーバーを使用している場合は、今後のセキュリティやSEO対策を考慮して、対応サーバーへの移行を検討することも一つの手段です。


SSL証明書の種類と選び方

SSL証明書には複数の種類があり、用途や信頼性に応じて選ぶことが大切です。

主に「ドメイン認証(DV)」「企業認証(OV)」「EV認証(EV)」の3種類があり、それぞれ認証レベルと表示内容が異なります。


個人のブログや小規模なホームページでは、もっとも手軽に導入できるドメイン認証(DV)が一般的です。

これは、ドメインの所有を証明するだけで発行でき、無料SSLとして提供されていることもあります。


一方、企業認証(OV)やEV認証(EV)は、法人格の存在確認や登記情報の審査が必要となるため、手続きに時間がかかりますが、より高い信頼性を示すことができます。

特にEV認証は、アドレスバーに企業名が表示されるため、大規模な企業サイトや金融機関などでよく使われます。


自社サイトの規模や目的に応じて、適切な証明書を選ぶことが、安全性とコストの両面で重要です。


設定前のバックアップの重要性

SSLの設定作業を始める前には、必ずホームページ全体のバックアップを取ることが重要です。

SSLの導入は基本的に安全な作業ですが、サーバー設定やリダイレクト処理のミス、証明書のインストール失敗などが原因で、サイトが一時的に表示されなくなる可能性もあります。


特に、.htaccessファイルの書き換えや、CMS(WordPressなど)のURL設定を変更する際には、元に戻せるようにしておくことが大切です。

サーバー上のファイルだけでなく、データベースのバックアップも忘れずに行いましょう。


多くのレンタルサーバーでは、管理画面からワンクリックでバックアップを取得できる機能が用意されています。

また、FTPソフトを使って手動で全ファイルを保存する方法もあります。


SSL設定に限らず、重要な変更作業の前にはバックアップを取る習慣を身につけることが、トラブル時の復旧をスムーズにし、安心して作業を進めるポイントです。



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▶︎SSL設定の手順(初心者向け)

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SSL証明書の取得とインストール

SSLを導入する第一歩は、SSL証明書を取得し、サーバーにインストールすることです。

多くのレンタルサーバーでは、無料SSL(Let’s Encrypt)を管理画面から簡単に有効化でき、数クリックで導入が完了します。


有料のSSL証明書を使う場合は、証明書発行会社から購入し、指定された手順でインストールを行います。

手順としては、まずサーバー上でCSR(証明書署名要求)を作成し、それを元に証明書を取得します。

その後、サーバーにSSL証明書と中間証明書をアップロードし、設定を有効化します。


レンタルサーバーによっては、自動で設定を完了してくれる「簡易SSL導入機能」がある場合もあります。

初心者は、そういった機能を活用することで、専門知識がなくてもスムーズに導入できます。


SSL証明書の導入はセキュリティの基本であり、設定の正確さがサイトの安定運用に直結します。


HTTPS化とリダイレクトの設定

SSL証明書を導入しただけでは、サイト全体が自動でHTTPSになるわけではありません。

適切に「HTTPS化」するには、すべてのページやリンクがhttps://から始まるURLに変更されている必要があります。


まず、Webサイト内のリンクや画像のURLが「http://」のままになっていないかを確認し、すべて「https://」に書き換えます。

WordPressなどのCMSを使っている場合は、一般設定でURLを変更することで一括で対応可能です。


次に、旧URL(http://)から新URL(https://)へ自動転送されるようリダイレクト設定を行います。

これは通常、.htaccessファイルにリダイレクトの記述を追加することで対応できます。

これにより、訪問者や検索エンジンが正しいURLにアクセスできるようになります。


HTTPS化とリダイレクトは、SEOの維持とユーザー体験の向上に欠かせない設定です。


設定後の表示確認とテスト

SSLの設定が完了したら、正しくHTTPS化されているかを必ず確認しましょう。

見落としや設定ミスがあると、ブラウザに警告が表示されたり、ページの一部だけが暗号化されない「混在コンテンツ(mixed content)」が発生したりすることがあります。


まずは、サイト全体をブラウザで確認し、URLが「https://」で始まり、鍵マークが表示されているかをチェックします。

鍵マークが出ていない場合は、ページ内に「http://」のままの画像やスクリプトが残っていないかを確認してください。


次に、SSLチェックツールを使って、証明書の有効性や設定状況を診断するのも有効です。

たとえば、「SSL Server Test」などの無料ツールを使えば、詳細なセキュリティレベルや問題点を可視化できます。


SSL設定後の確認とテストは、ユーザーの安心とサイトの健全性を守るために欠かせない工程です。



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▶︎トラブルと保守のポイント

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混在コンテンツの解消方法

SSL設定後に最もよく起こる問題の一つが、「混在コンテンツ(mixed content)」です。

これは、HTTPSで保護されたページ内に、HTTPのままの画像・スクリプト・CSSファイルなどが含まれている状態を指します。


この状態では、ページ全体が安全でないとみなされ、鍵マークが表示されなかったり、ブラウザによっては警告が出たりします。


混在コンテンツを解消するには、まずソースコードを確認し、「http://」で始まるURLをすべて「https://」に修正する必要があります。

WordPressを利用している場合は、「Search Regex」などのプラグインを使えば、一括でURLを置換することも可能です。


また、外部サービスのスクリプトや広告タグも混在コンテンツの原因になるため、可能であればHTTPS対応のものに変更しましょう。

細かな修正が求められる作業ですが、完全なSSL化のためには避けて通れない重要なポイントです。


鍵マークが表示されない原因

SSLを設定しても、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合は、いくつかの原因が考えられます。


もっとも多いのは「混在コンテンツ(mixed content)」の存在です。

HTTPS化されたページにHTTPの画像やスクリプトが含まれていると、安全な接続とはみなされず、鍵マークが非表示になったり、警告が表示されたりします。


そのほかにも、SSL証明書のインストールミスや期限切れ、リダイレクトの不備なども原因となります。

証明書が正しく発行・インストールされていないと、ブラウザが安全な通信と認識できず、エラーを返すことがあります。


確認方法としては、ブラウザのデベロッパーツールを使い、コンソールに表示されるエラーメッセージをチェックするのが有効です。

また、SSLチェックツールで証明書の状態を診断することもできます。


鍵マークは、ユーザーにとって「安心して利用できるサイト」のシンボルです。

非表示の原因を早急に特定し、信頼性の高い表示に整えることが大切です。


証明書の更新と期限切れ対策

SSL証明書には有効期限があり、期限が切れるとWebサイトは「安全でない」と表示されるようになります。

これにより、訪問者が不安を感じて離脱したり、SEO評価が下がったりする恐れがあります。

したがって、SSL証明書の更新は非常に重要な保守作業のひとつです。


無料SSL(たとえばLet’s Encrypt)は有効期限が90日と短いため、自動更新設定が正しく機能しているか定期的に確認する必要があります。

レンタルサーバーの多くは自動更新に対応していますが、設定ミスやサーバー側の問題で更新に失敗することもあるため注意が必要です。


有料SSLの場合は、有効期限前にメール通知が届くのが一般的です。

その際に速やかに再購入や更新手続きを行いましょう。


証明書の期限管理を怠ると、突然サイトが「危険」と見なされる可能性があるため、更新スケジュールの把握と定期確認を習慣化することが大切です。



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